株式会社ハーフビルドホーム Half Build Home

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TOPスタッフブログ毎週末、東京から那須へ作業しに行くのが楽しかった

毎週末、東京から那須へ作業しに行くのが楽しかった

2022.11.2


Story by
那須塩原市村井様の場合


 


東京で外資系企業に勤務されている村井由佳様はコロナ禍以降、東京のご自宅で在宅ワークをされていました。那須にリモートワークの拠点を作りたいと思い、東京と那須の2拠点生活を計画されたのが2021年の春、それ以降ハーフビルドが生活の一部になり、2022年4月に完成入居されました。家づくりの思い出と2拠点生活のことについて伺ってきました。


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やったのは内外の塗装作業、
とても充実したDIYライフだった


 


−−ハーフビルドホームで家を建てようとされた経緯からお聞きします


 


村井さん:


母が相続した那須の土地に、小さくてもいいので別荘を建てたいとの私の意向に合わせて主人と二人三脚で動き出したのが2021年の春でした。動き出した矢先にその土地では建築ができないことが判明し、他に良い土地がないかネットで探し始めていたとき、ハーフビルドホームの不動産サイト(那須 土と空不動産)に行きつき訪問することにしました。


何度か訪問するうちに、素敵な事務所も気に入りましたが、なにより青木夫妻の誠実な人柄に惹かれ建築をお願いする事にしました。 奥様の昌子さんが設計士で、すべて自由設計でプランを作っていただきましたが、女性の視点を最大限に活かした細やかな設計に大変満足しています。


 


−−ハーフビルドに抵抗はなかったですか?


 


村井さん:


東京から週末通いだったので、ほかの施主さんのように断熱材から床張りまですべて自分たちでやることは諦めて外壁の塗装と室内の床、壁、ドア、窓の塗装を自分たちでやることにしました。家族(主人、長男、長女)を中心に、親戚や友人にも手伝ってもらい、11月から翌年の4月までの週末、東京から那須へ通い、塗装作業をしました。主人は「交通費がかかるから塗装屋さんに頼んだら」と言っていましたが、那須の自然に癒されながらDIY作業していると気持ちよくリフレッシュするので、通いで大変なときもありましたが作業自体はすごく楽しかったです。


塗料の色を決めるときはかなり悩みました。最終的にはハーフビルドホームから提案された色が一番しっくりきたので、そのセンスに安心してお任せできました。 塗り方の指導をしてくださったハーフビルドホームの菅野さん、鈴木さん、大工の新田さんはみなさんとても人柄が良く、特に大工の新田さんは側で見ていてもわかるくらい腕の良い大工さんでした。


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足場に登って塗装作業中の村井さん。外壁板壁はレッドシダーのベベルサイディング、窓はアンダーセン木製サッシ


 


自然素材の家はこんなに手間がかかるんだ


 


−−本格的な家の塗装作業は初めてだったと思いますが、いかがでしたか?


 


村井さん:


「塗装くらいならかんたん」と考えていましたが、やってみると塗る場所も多く、外壁板の塗装では薄い色の塗料を選んだこともあって2回以上塗らないと綺麗に色が出なかったり、破風板や窓トリム(窓枠)は下で塗りますが、切り口は足場に上がって塗らないといけなかったり、塗料や木材によって塗り方も違うので、思ったより体力も知力もいるんだなと感じました。


大工さんが使う命綱を腰に縛って足場に登って高所で塗装作業したときにはちょっと怖かったです(笑)


あと、塗装は養生がすごく大事。丁寧に養生しないと美しい無垢の木材が台無しになることも実戦で学びました。
室内塗装では最初に窓を塗装しました。ハーフビルドホームの窓は木製の窓なのでガラスに塗料が付着しないよう念入りに養生テープで養生し細い筆のような刷毛でゆっくり塗るんですけど、1箇所の窓を塗るのに何時間もかかったりして(笑)自然素材の家ってこんなに手間がかかるんだと納得しました。


その次はドアの塗装。大工さんが室内ドアを取り付けた後、左官屋さんが壁の漆喰を塗るまでに塗装し終えないといけないので、時間的にプレッシャーを感じました。


ときには金曜の夜に仕事を終えて現場で車中泊し早朝から塗装をすることもありました。


最後は床の塗装。左官屋さんが壁の漆喰を塗り終えた後、床の養生シートを剥がして床を塗装しました。ハーフビルドホームの鈴木さんに教えてもらいながらドイツ製の自然塗料リボスを床に塗りました。広い面積の割に短い時間で上手に塗ることができたと思います。窓やドアよりかんたんだったかな。
使用した塗料はリボスや米国製バターミルクペイントなどすべて自然塗料、(化学塗料にありがちな)臭みもなくて頭が痛くなることもなく作業できました。


ただ、自然塗料は塗って拭き取りを繰り返して色をつけていくので結構作業が面倒で、また塗料を拭き取ったウエスは自然発火するので、「必ず塗装作業する側に水のバケツを置いて使い終わったウエスを入れてください」と、ハーフビルドホームの菅野さんや青木さんから口すっぱく指導されたのが記憶に残っています。


 


−−塗装でうまくいったところ、ちょっと失敗だったところはありますか?


 


村井さん:


玄関の木製ドアは上手く塗れたと思います。リボスの塗装は難しいと聞いていましたけど、すごく綺麗に塗れて大満足しています。色をウォルナットにしたのも大正解でした。逆に室内のはば木の色やドアの色は、壁に漆喰が塗られて仕上がったときのカラーリングイメージを頭に描きながら色を選ばないといけないので、全部仕上がった後で「ここは別の色にすべきだっか…」と後悔した箇所もありました。全体的に上手く塗装できたので満足しています。


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(左)庭に面したカバードポーチデッキ。天井、柱、梁、デッキを村井さんご家族で塗装した


(右)村井さんが「色も良くて綺麗に塗れた」と大満足の玄関ドア、米国シンプソン木製ドア無塗装品を現場で塗装


 


この家そのまま欲しい


 


−−住み始めて半年経過しましたが、いかがですか?


 


村井さん:


設計センスがいいのですごく使いやすいです!窓の配置や動線やコンセントの位置もよく考えられてるなといつも感心しています。120%満足です!


先日友人が遊びに来て「この家そのまま欲しい!」と絶賛してくれたり、東京の母親も「東京の自宅もハーフビルドで建てたい」と言っています。


いろいろ大変でしたけど塗装だけでも自分でやって本当によかったと思います。自分の手をかけた家はやはり愛着が違いますね。手伝ってくれた友人たちの顔が、その場所を見るたびに思い出されて来るのもなんだか嬉しいです。


 


−−これからどんな2拠点生活をお考えですか?


 


村井さん:


まずは庭にフェンスで囲まれた広いドッグランを作りたいです。冬の薪ストーブライフも今から楽しみ。夫は薪を燃やしたくてうずうずしています(笑)


 


−−インタビュー、ありがとうございました。


 村井様邸の建築アルバムはこちら


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 村井様邸のLDK。天井:無垢パイン材、壁:漆喰左官塗り壁、床:無垢ボルドーパイン材 薪ストーブ:ヨツールF400


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