株式会社ハーフビルドホーム Half Build Home

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株式会社ハーフビルドホーム Half Build Home

よくあるご質問

週末土日を利用してどのくらいで完成しますか?

床面積27坪2階建ての家で内装ハーフビルド期間9ヶ月を目安としています。

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自分で建てても耐震強度・安全性は大丈夫ですか?

基礎・躯体・屋根の構造設計はツーバイフォーを熟知した1級建築士が住宅金融公庫仕様書に準拠して図面を作成します。また基礎・躯体・屋根の工事も、日本人のプロ職人・大工が施工します。
したがって、構造躯体の安全性耐久性に関しては、ハウスメーカーなど他の一般住宅と比べて同等以上と考えています。

大工仕事はまったくの素人ですが、私でもできますか?

当社でハーフビルドされている施主さんは皆さんサラリーマンや公務員など日曜大工経験も無い方ばかりです。当社の特徴である「現場レクチャー」では、工程ごとに各現場に出向いて懇切丁寧に道具や建材の使い方を指導いたしますのでご安心ください。

ハーフビルドの現場レクチャーについてはこちら

やむを得ず途中でセルフビルドを断念した場合や、忙しくて時間が取れなかった場合など、大工さんに手伝ってもらえますか?

ご要望であれば当社で請け負うこともできますし、補助的部分的に大工が手伝いに入ることも可能です。

電動工具など高価な道具を揃えるのにお金がかかりそうですが・・?

使用頻度の高い電動工具4点(丸ノコ、スライド丸ノコ、インパクトドライバー、サンダー)はお客様に購入していただきます。女性の施主さんでも使いやすい軽量でしかも精度のある機種をお勧めしていますが、ホームセンターで比較的リーズナブルな機種を購入すれば、4点併せても7万円ほどで済みます。それ以外の高価で専門的な電動工具(自動釘打ち機フィニッシュ釘用、同フロアネイル用、コンプレッサー、漆喰攪拌ミキサー、グラインダ)は当社から無償でお貸しします。

施工エリアを栃木の全域、群馬県の全域、茨城県の一部、埼玉県の一部、福島県の一部エリアに限定していると聞きましたが、それ以外の遠方では出来ませんか?

当社は「完成までしっかりとサポート・指導する」をポリシーにしています。したがって遠隔地では充分な建築サポートが出来ないため、現在は施工可能エリア以外での建築はお断りしています。

契約してから建築着工まで、どれくらいかかりますか?また建築着工してからセルフビルドをはじめるまで、どれくらいかかりますか?

ご契約後に建築確認申請を行い許可が下りれば着工となりますので、およそ1ヶ月から1.5ヶ月で着工できます。外部工事が完了し、内部は階段が完成した段階で引き渡しを行います。引き渡しの後、施主さんのセルフ内装工事が本格的にスタートします。引き渡しは工事着工からおよそ2ヶ月を目安にしてください。

ハーフビルドで建てた場合の保証制度(瑕疵担保責任保険)について教えてください

ハーフビルドで住宅を建てた場合でも、通常の請負建築で建てた住宅と同等の外部機関による保証を受けられます。具体的には外部の独立機関、瑕疵担保責任保険法人株式会社日本住宅保証検査機構(JIO)により10年間2000万円~を限度額に基礎躯体と雨仕舞いの不具合による補修費用を保険で賄う制度です。家の躯体が傾いたり、屋根や窓から雨漏りが発生した場合などに適用されます。
保険を受けるために、基礎工事鉄筋検査と上棟工事躯体金物検査の2回の専門官による現場検査を受けることになります。

日本住宅保証検査機構 

無垢自然素材の家の完成後のメンテナンスについて教えてください

外部に関しては米杉(ウエスタンレッドシーダー)板張りサイデイング、米杉板の破風板、杉の軒天井、木製ドアなどはやはり定期的な塗装塗り替えメンテナンスが必要です。米杉自体は水に非常に強く、耐久性の高い木材ですから、10年くらいノ―メンテナンスでも腐食したりすることはありませんが、やはり綺麗な状態で長持ちさせたいのであれば5年から7年毎の塗装塗り替えをお勧めします。塗装で足場が必要な時は当社で業者を手配します。4ヶ月間の足場リース料で10万円から15万円ほどです。
内部に関しては、ノ―メンテナンスでも耐久性が落ちて劣化することはないので、あまり神経質に考える必要はありません。無垢材の床フローリングにワックス仕上げをした場合、ワックスは1年か2年しかもたないので定期的にワックスがけすることをお勧めします。天井の無垢板張りは、そもそも塗装仕上げをしないことが多いのでノ―メンテナンスで問題ないと思います。漆喰もノ―メンテナンスで大丈夫です。漆喰壁に小さなクラックが出た場合は、漆喰を水で溶いた緩めの漆喰ペースを刷毛で埋め込めばクラックは消えます。漆喰壁に手垢や汚れがついた場合は、消しゴムできれいに落とせます。

家族4人の家をハーフビルドでつくるのに最低いくらあれば出来ますか?頭金はいくら必要ですか?

当社のこれまでの実績から申し上げますと、分離発注工事や施主支給設備も含めた建築総コストで約1300万円(消費税別)で4人ご家族様の家をおつくりになったケースがあります。土地の条件や建物の大きさ、仕様によって建築コストは大きく違ってきますが、ざっくり言えば1500万円程度のご予算があれば、当社標準仕様で自由設計プラン家をご提案することは可能です。頭金ですが、少なくとも仮契約代金50万円は必要になってきます。また、当社標準仕様の米国製アンダーセン木製窓を輸入して使う場合、契約時に窓輸入代金を払う必要があるため、先の50万円とは別に100万円から200万円程度の自己資金が必要です。また、住宅ローン会社がローン適用不可と判断した支出については、自己資金で払う必要があります。

住宅ローンは使えますか? 住宅ローンを使う際の注意点があれば教えてください。

ほとんどのお客さまが住宅ローンを使ってハーフビルドの家を建築されてきましたので問題はありません。ただ何点か注意すべき点があるので以下にまとめました。

ローン注意点その1 ハーフビルドの工事内容、保証、分離発注等の仕組みをちゃんとローン会社に伝えること
ハーフビルドの仕組みを建て主さんが銀行・ローン会社にうまく説明できないためにあらぬ誤解を与えてしまい、審査が通らないことが過去にありました。「自分でつくる」といってもそれは内部の構造や雨仕舞には関係の無い造作部分ですから、建物躯体についてはハウスメーカーや工務店に劣るものではありませんから、ちゃんとした担保価値のある建物であることを銀行ローン会社に説明することが大事です。そのためには、定期的に開催しているセミナーに参加するか、または当社ショールームにお越しになって説明を聞かれることをお勧めします。

ローン注意点その2 引き渡しと登記のタイミングが一般の住宅建築と大きく異なること
このためローン実行のタイミングやつなぎ融資の利用が多少イレギュラーになることがあります。この点については、話が難しいので、セミナーやショールームにお越しいただいた際にご説明させていただいております。

ローン注意点その3 住宅ローンによっては様々な建築上の制約や縛りがあること
住宅ローンによっては完成期限が決められていたり、建物仕様や工事方法が決められていることがあるので、使おうとしているローンの条件をよく調べておく必要があります。最近話題のネット銀行系の住宅ローンの場合、つなぎ融資が無いローンが大半のため、請負工事契約締結(初会支払い時)から登記(ローン実行時)までの期間がかかるハーフビルド建築には不向きなケースが多いようです。

建物登記は問題なくできますか?

問題なくできます。ただ一般建築と異なり完成の時期が遅くなることで、おのずと登記の時期も遅くなります。ただこれまで登記の時期が遅れることが原因で住宅ローンが組めなかった実例は皆無ですので、住宅ローン会社とあらかじめよく相談しておけば大きな問題にはならないと思います。具体的な登記の時期につきましては、建築条件によって異なりますので、個別案件ごとににご相談、ご説明させていただきます。

水道工事と電気工事は分離発注になるのはなぜですか?自分で工事業者を探さなければいけませんか?

この説明のためには、まずはハーフビルド建築の特殊な引き渡しについて触れておく必要があります。ハーフビルド建築では、外部工事が完了し、内部は階段だけが出来た半完成状態で建物を施主に引き渡します。法律用語を使って多少難しく言うと「引き渡しとは建物の所有権が受注者(ハーフビルドホーム)から発注者(施主)に移転する行為」ということになります。したがって、引き渡しの後、施主は自由に建物に手を加えることができるようになり、また建物の管理も自ら行うことになります。引き渡し以降に現場に入って工事を行う水道工事店や電気工事店や水廻り設備の納品業者との調整管理も自ら行うことになります。このため、給排水工事、電気換気工事、設備については、(ハーフビルドホームが介在しないで)施主が業者に直接発注する分離発注方式にしています。施主にとっては業者と直接取引することによる多少の煩わしさはあるものの、分離発注にすることで工務店(ハーフビルドホーム)に支払う管理費が無くなります。管理費は一般的に工事原価・設備仕入原価に15%をかけて計算しますので、平均的な工事設備費で計算すると、支払わなくて済む管理費は60万円ほどになります。これまで当社が使ったことにある水道工事店、電気工事店が工事をやってくれれば、わざわざ地元で探す必要はありませんが、そういった工事店が無い場合には、お手数ですが施主さんで工事店を見つけてきていただく必要があります。

知り合いの大工や職人を使うことはできますか?

これまで施主さんの知り合いの基礎工事業者、屋根業者を使ったことはあります。ただし施主さんの紹介というだけで無条件に採用する訳ではなく、その業者の能力や仕事ぶりを見てからの判断になります。基礎工事、屋根工事の瑕疵責任は当社が負うためです。大工に関しては、当社の建築仕様(ツーバイフォー)や使用建材(米杉サイデイング、アンダーセン木製サッシ)があまり一般的でないため、当社の常用大工以外の大工が施工するのは難しく、施主さんの知り合いの大工を使ったことは今までありません。水道工事店については、地域の指定工事店であれば問題なく施主紹介業者を使うことはできます。電気工事店も同様に使うことはできますが、できればツーバイフォー建築の経験がある工事店が望ましいです。

ネット通販で安い設備、住宅機器、建材が出回っていますが、自分で調達することは可能ですか?

可能です。塗料などネットに乗りやすい建材ですと、いまや我々が問屋・卸業者から仕入れる価格よりネット相場の方が安くなっています。ユニットバスやキッチンなどの住宅設備についても、破格の値段でネットに出ることがよくあります。塗料などの消耗建材や住宅設備については、当社を通さずに分離発注、施主支給で施主が自由に仕入れることが可能なので、施主がネットで見つけた安い建材、住宅設備を買うことに問題はありません。ただし、ネットで建築資材住宅設備を購入する場合、住宅ローンは使えないので、自己資金で賄う必要があります。

キッチンを自作する施主が多いと聞きましたが、実際に製作にかかる手間やコストや住んだ後の使い勝手はどうですか?

現在当社でハーフビルドされる施主さんのうち、約半分の方がキッチンを自作されています。洗面台はほぼ9割以上の方が自作です。キッチンに関してコストだけ考えると、キッチンパーツを別々に購入して自作するキッチンより、量販店で売っているセット品のほうがお得と言えます。I型で巾2.2mくらいのキッチンなら、IHヒーター仕様でも30万円くらいからあります。一方自作キッチンの場合、同じく巾2.2mのI型で必要なパーツ・機器等の仕入原価を参考までに積算すると、以下のように30万円くらいになります。

ステンレスカウンターオーダーメイド(W2.25m、ステンレスシンク付き)7.8万円
IHヒーター パナソニック3口 KZ-TS60XS14万円
混合水栓2.5万円
レンジフード4.2万円
キャビネット躯体木材・塗料・金物1.0万円
合計29.5万円

やはりキッチン自作の魅力は、コストセーブよりも、あれこれ自分たちでデザインや使うパーツを考え、設計し、現場で作っていく過程にあると思います。またそれで出来上がったキッチンには、お金を出してモノを買うことに慣れ親しんでいる現代人にとっては本当に得難い経験と満足があります。そしてなによりもセルフビルドの象徴として、知り合いに自慢できる作品となります。勿論、当社の「キッチン自作サポートシステム」を使えば、パーツの選択から、図面の作成代行、現場での作り方指導までサポートしますので、安心して自作にチャレンジできます。また使用するパーツ設備は、基本的に何でも可能です。カウンターは人造大理石でもステンレスでも、自由な寸法でオーダーメイドすることができます。

薪ストーブを設置する家が大半のようですが、初期導入コストやメンテナンスなどを含めたプラス面とマイナス面を教えてください?

まず薪ストーブ本体と煙突部材一式の購入費用ですが、参考までに2014年1月に栃木県那須町のM邸で購入した人気のヨツールF400の本体+煙突部材一式(室内シングル煙突、屋外断熱2重煙突)は税込み61万円でした。機種や仕様によって価格は変わりますが、当社のハーフビルドで建てる施主さんの場合、北欧か北米輸入品で2次燃焼機能のついた鋳物の薪ストーブ大体に煙突を加えて、およそ50万円から70万円くらいの間で購入されています。
薪ストーブの魅力は、なんといっても体の芯から温まる輻射熱の暖かさです。一度薪ストーブの暖かさの虜になると、他の暖房器具は使えなくなります。また家の中心に薪ストーブを設置すれば、ストーブ1台で床面積40坪くらいまでなら全館温度差無く暖房することができます。逆にデメリットは、薪の調達や薪の乾燥のため保管がうまくできないと、無用の長物になることです。薪は自分で割って薪小屋に積んで1年間乾燥して使えば、薪代はさほどかかりません。が、乾燥した薪を買うとなると、結構な出費になります。また煙突掃除等のメンテナンスを怠ると、ストーブの燃焼効率が落ちたり、最悪の場合煙突火災を引き起こすことにもなりかねません。薪確保とメンテナンスはおカネをかけずに自分でやろうとすると結構面倒な仕事になりますので、それなりの覚悟があって購入を決めることが大事だと思います。

来年60歳で定年を迎えますが、日曜大工経験も無い夫婦二人でできますか?

大丈夫です。私どもがサポートしますのでご安心ください。これまでの経験から申しますと、ハーフビルドを始めるのに日曜大工経験はあまり関係ないようです。体力は勿論必要ですが、約1年間というスパンで家を作り続けるために必要なことは根気と好奇心です。昨年60歳で定年退職されたFさんご夫妻のハーフビルド家づくりをサポートさせていただきました。Fさんはお二人とも日曜大工経験は皆無でした。我々には見えないご苦労は多々あったとは思いますが、それでも土佐漆喰で室内全ての壁を仕上げたそれは見事なお宅を完成されました。

土地がまだ決まっていませんが、近い将来漠然とハーフビルドで自宅をつくりたいと考えています。まずは何から行動したらよいでしょうか?

2つアドバイスさせていただきます。ひとつはできるだけ自己資金をためておくことです。手持ちの自己資金無しで住宅ローンだけで賄おうとすると、材料の選択や設備購入において様々な自由が奪われます。自己資金が無いと、いざという時に作業を頼める助っ人を雇うこともできません。
二つ目は、少し抽象的ですが、自分の生活信条とかライフスタイルとか暮らし方のポリシーみたいなことを、できれば家の設計に取り掛かる前までに見つめ直しておくことだと思います。家をつくるという経験は、ハーフビルドしないで普通に工務店で作ってもらう場合でも、おそらく皆さんが想像する以上に大変な仕事です。なおさらハーフビルドで自作するとなると、とてつもなく大きなチャレンジになる訳で、時には高い壁に突き当たって挫折も経験することもあると思います。
「何のために作るのか」「つくった家でどんな暮らしがしたいのか」この点でぶれが無ければ、いかに壁が高かろうと乗り越えていけるんじゃないかと思います。