那須移住、どこに住むか?part2
2025.4.29
「那須移住、那須のどこに住むか?」の第2弾では前回記事をもう少し掘り下げて那須の移住エリアについて紹介したいと思います。
那須移住map
↓のmapでは那須町と那須塩原市で主に別荘や移住者の住宅が建っているエリアを緑色で示しました。那珂川の西側が那須塩原市、東側が那須町です。那須塩原市は戸田、青木エリアが別荘&移住エリアになります。もっと南に下った黒磯市街地は地元民の住むエリアになります。那須町の別荘&移住エリアは、北は標高800mくらいまで、それ以上は国立公園内の山岳エリアのため別荘や移住者住宅には不向きです。東は余笹川あたりまで、南は国道4号線あたりまでが別荘&移住エリアになります。那須塩原市と那須町の大きな違いは「環境」。那須町には那須御用邸があるため環境規制が厳しく産廃処理場もありませんし、牛舎も匂いが出なく近代的な設備になっています。また那須町には観光スポット、宿泊施設、ショップ、飲食店も多いので、自然環境と都会的なリゾートライフが両立して楽しめます。このため移住者の人気も土地価格も、那須町が那須塩原市を大きく上回っています。
那須街道の標高差
那須の別荘地、観光エリアは那須街道に沿って開発されてきました。那須街道の下の出発点は那須分岐点交差点、終点は那須湯本温泉殺生石あたりで、その標高差は550mもあります。100m標高が上がるごとに0.6℃気温が下がるため那須街道の出発点であある那須分岐点交差点(黒磯市街地と同じ標高約300m)と終点の那須湯本温泉殺生石付近とでは3.3℃も気温差があります。↓のグラフは那須街道の標高差の違う4地点の8月最高気温平均を示しています。標高約500mくらいから上のエリアであれば夏場でもエアコン無しで暮らせます。ただしちゃんと断熱された建物であればの話ですが。断熱されてない古い別荘では太陽熱で昼間100℃以上に焼ける屋根の熱がもろ室内に侵入するため、標高が高くても夏場エアコン無しでは住めない中古別荘も多いので要注意です!ちなみに当社で建築した標高500mくらいの移住ハウスの施主さんたちは皆さんエアコンなしで暮らされています。標高が400mより低いエリアでは夏場の日中エアコン無しでは厳しいですが、朝夕は涼しく夜はエアコン無しで就寝できます。ちなみに那須でエアコンを使い始めるのは大体7月中旬の梅雨明けから8月中旬のお盆まで。お盆を過ぎると急に秋の気配に変わるため、お盆明けからは厚めの布団に変えています。