佳代さんがよほどタイル好きらしく、森上邸現場には様々なタイルが使われています。思わずはっとする色や形のタイルを見ていると、なぜだか気分もうきうきしてきます。「キッチンだから白いタイル」とか、「反対色のタイルは組み合せない」なんていうルールはここには一切ありません。感性の赴くまま好きな色のタイルを自由に選んでいますが、ちゃーんと廻りとのバランスや見た目の印象は考え抜かれています。それが彼と彼女のスタイルです。タイル選びは、実にその人の個性が表れるものです。

2014年2月25日
自作のキッチンです、壁には3色のタイルをミックス。ふつうはあまり組み合わせない色なので、最初に目にした時すごく新鮮でした。レンジフードの米杉シェイクにも注目

2014年2月25日
キッチンの対面の調理カウンタ－のタイル。この色の組み合わせもキッチンらしくなくて、とても斬新ですね

2014年2月25日
（左）自作の洗面カウンターにはこれまでサンプルとして取り寄せた様々な色と形のタイルが貼られていました。貼る前日に佳代さんが組み合わせを考えて並べておいたタイルを、設備屋のアクツさんがゴミだと思って片づけた、というエピソードもうなづけます
（右）名古屋モザイクの東京ショールームまで出かけて色選びしてきたアートデザインタイル。森上邸タイルの最高傑作です