株式会社ハーフビルドホーム Half Build Home

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TOPキャンプの達人 家をつくるキャンプの延長戦上の暮らしができる家 -その1
第2話2013年3月15日
キャンプの延長戦上の暮らしができる家 -その1

森上さんご夫妻が設計打ち合せ当初から希望していた新居でのライフスタイルは、「キャンプの延長戦上の暮らし」という実にユニークな発想でした。その暮らし方を最も具現化した室内空間が、”土足のリビングルーム”、いわゆるサンルームです。
アウトドアで仕事や活動をするのが当たり前の森上夫妻は、食事を含めた生活の大半を、土足のサンルームで過ごすことになります。面積は10畳、南に面した間口は3間(5.4m)もあります。つまり建物の中の「一等地」をサンルームが占めています。これが森上邸の大きな特徴のひとつです。


「こんな大きなサンルーム、本当に必要なの?」 普通の間取りの住宅を設計している設計士さんならこう考えるでしょう。しかし、田舎暮らしを楽しむにはこのくらいの土足スペースがあるととても重宝します。都会生活には無い田舎暮らしの楽しみは、1に庭仕事(ガーデン)、2に野良仕事(野菜と薪)、そして3に大工仕事(DIY)、この3つの野外活動につきると私は考えています。(余談になりますが、田舎暮らしを楽しむには野外活動をこなす基礎体力が必要で、この意味から体力のある若いうちに田舎暮らしを始めるべきです。) この3つの野外活動の活動拠点が、いちいち靴を脱がなくてはいけない居間ではどうしようもなく不便です。土足で食事ができ、TVも見れて昼寝もできる土間サンルームが、したがって最も滞在時間の長く使い勝手の良い空間になるわけです。


こう考えると、森上邸の土足サンルーム10畳は、田舎の暮らしをエンジョイするために理にかなったスペースと言えるんではないでしょうか。田舎に家に客人用として畳の和室をつくるくらいなら、土足サンルームを絶対につくるべきです。


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<上>森上さんが設計打ち合わせ用に描いた土足サンルームのイメージデッサン。土間というよりリビングに近いイメージで建て主さんが考えていること、またサンルームに対する熱い思い入れが、このデッサンからよく伝わってきました


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<上>森上さんが最初に設計打ち合わせの場に持参した洋書の写真。正面の観音開きにテラスドアと大屋根の上の片流れドーマーは、最初に作ったプランの下敷きとなりました。 <下>こちらも森上さんが持参された洋書の写真。サンルームと建物全体との重なり具合や窓の配置は、この写真を参考にして、その後設計に活かされました


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