株式会社ハーフビルドホーム Half Build Home

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第1話2013年3月10日
田舎で土地を買う

キャンプの達人、森上さんご夫妻が那須に家を建てようと考え始めたころから、どうせ田舎で家を建てるなら見晴らしがいい丘陵地、母屋以外に小屋や離れガレージなどが後から立てられる広い土地、と決めていたそうです。


那須の分譲地はどれも70坪から100坪で切られていて(それでも都会の土地に比べれば随分と広いですが)、しかも土地の前が開けた景観の良いロケーションとなると、分譲地でそのような条件の土地を見つけるのは難しいです。そこで森上さんがとった方法が、ピンポイント狙い撃ち方式。はじめに候補エリアを回り,「いいな」と思う土地を決めます。次に、不動産屋さんにその土地の地主さんと交渉してもらう。条件が合えば不動産屋さんを介して売買契約を結ぶ。それから、家が建てられるよう、各種の申請業務、造成工事、水道等引き込み工事をする、というあんばいです。


この方法ですと、自分たちのニーズに合った土地を見つけることができるというメリットがある反面、交渉に時間がかかること、土地の分筆や測量などで費用が多少多めにかかること、水道電気の引き込みや建築規制などについては、自分の足で役所に行って調べる手間がかかることなどのデメリットや煩わしさがあります。実際森上さんも、「地主さんとの交渉が大変だった。特に農地は大変手間と時間がかかる。」とおっしゃってます。宇都宮郊外で10年前にご自宅をハーフビルドされた平野さんも、森上さん同様にピンポイントで欲しい土地を不動産屋さんを介して交渉入手しましたが、平野さんの場合は「農地でなかった」ため、さほど交渉や申請に時間手間はかからなかったと聞いています。私の知り合いの不動産屋、土地家屋調査士によれば、「田舎の土地を売りたがっている地主さんは多い」そうですから、「土地にこだわる」のであれば、このピンポイント狙い撃ち購入法も良いかもしれません。ただし、手間と時間がかかることは覚悟する必要はあります。


次に、森上さんの土地にかかったコストですが、最終的には300坪の休耕農地を買ったので、農地転換申請費用、土地分筆のための測量費・登記費用などの諸費用を含めて土地購入総コストは坪単価で2万5千円。那須の分譲地の相場が2万5千円から3万円ですから、ほぼ周りの相場並みで購入できたことになります。土地費用としてはこれ以外に、造傾斜地を平坦地に切り土したり、進入路をつけたり、前面道路から町営水道を引き込む工事に合せて90万円かかっています。


最後に土地を手に入れるまでに要した時間ですが、最初にこの土地に目をつけたのが2012年5月、それから地主さんと交渉に入って売買契約を結んだのが同年9月、農地転換申請を経て、晴れて造成工事に着手したのが11月ですから、およそ5ヶ月間を要したことになります。


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キャンプの達人が購入した土地は左上写真の道路から左側の傾斜地、奥に見える竹藪あたりまでの300坪です。右上の道路が町道で、この道路に埋設されている町営水道本管から自宅の建つ数十メートル先まで地下配管を引き込むことになります。


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キャンプの達人の土地造成工事の風景。<左>傾斜地を切り土して平坦地に <中>進入路をつくってます <右>造成工事が終わり建物位置に縄を張ったところ


 


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