これまでの私が関わってきたお客様の土地探しで参考になる実例をシリーズで紹介していきます。今回はその第一回目、テーマは水道です。

広くて環境、景観の良い土地だが水道が。。

先日お客様が自分で探してきた土地を見て欲しいと依頼され下見に行ってきました。土地は平坦で広く、周辺には家も少なく、景観や環境も良好、しかも値段が格安なので「問題がなければすぐにでも購入したい」とのこと。私が気になったのは水道が「私設水道」であること。私設水道とは那須町が運営する公営水道ではなく、分譲地管理会社や自治会が管理する水道のことで、その多くは井戸水を使っています。この那須の私設水道の場合、「水質」と「維持管理の永続性」が大丈夫かをチェックする必要があります。

道路は舗装町道で周辺の環境も良く価格もお手頃の土地でした

私設水道の要注意点

那須町が数年前に町内の私設水道の水質検査を一斉調査しました。その結果、いくつかの分譲地水道、自治会水道でヒ素などの基準値が高く「飲料不可」のお達しが出されたことがあります。私設水道の水質は分譲地管理会社に聞けば分かります。問題はこの分譲地水道が将来にわたって持続可能かどうかという点です。この分譲地には建物が少なく、かつ老朽化した建物が多いのが気になりました。私設水道の給水管と井戸の維持管理費は利用者から徴収する年間水道使用料で賄われています。住んでいる住民が少ないということは将来の水道設備の維持管理に不安があります。



最終的にこのお客様は町営水道が引ける別の土地に決めました。

那須の土地を購入する際に注意しなければいけないのは「水道と道路」とよく言われます。

次回は道路に問題があって購入を直前で辞めたお客様の実例を紹介します。

当社那須不動産サイト＜那須 土と空不動産＞では新しく販売を始めた那須の土地を紹介していますので、那須の土地をお探しの方はぜひご覧ください。

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