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TOPスタッフブログ家は人生の表現の仕方 − 群馬県前橋市K様邸

家は人生の表現の仕方 − 群馬県前橋市K様邸

2023.12.5

前橋赤城山の麓に建つK様邸は2015年10月からハーフビルドがスタートし2016年12月に完成されました。今回、インスタグラムの撮影で住み始めて7年になるKさんのお宅を訪問してきました。



Kさんご夫妻が自宅敷地内にセルフビルドしたコーヒー焙煎shop ‘a day a time Coffee Roaster’。敷地内の納屋の中に建てました。



家を作っている時は無我夢中で楽しかった


Kさんご夫妻はハーフビルド中の1年間の休みはほぼ全て家づくりに投入されました。外部は外壁の漆喰も全てDIYで、室内では断熱材入れから始まり、天井、床、ドア、額縁・巾木、塗装、キッチン洗面の自作、タイル、漆喰左官塗りまで壁石膏ボード以外全てお二人でハーフビルドされました。お二人ともに日曜大工経験はゼロでしたのでさぞ大変だっただろうと思いましたが、感想を聞いてみると「大変だったけどすごく楽しかった」と。ご夫妻共々仕事をお持ちなのでお互いの休みが合わない時には一人でも現場に入って朝から晩遅くまで黙々と作業されたそうです。



お嬢様の寝室です。お嬢様はご両親のハーフビルドに影響を受けて現在建築の勉強をされているそうです。



自作のキッチンは家にくる誰もが褒めてくれる



ご自宅のキッチンで焙煎コーヒーをご馳走になりました。



一番こだわったのはキッチン、コの字型で二人でゆったりと調理できるキッチンはメーカー既製品にはなく、またオーダーメイドでキッチン工房に作ってもらうと何百万もするため、当社のキッチン自作サポートシステムを使ってキッチン自作にチャレンジされました。「最初に打ち合わせした時、キッチン作りをレクチャー指導してくれる管野さんから、「引き出しが多いので作るのが大変だよ」とアドバイスをもらいましたが、妥協したくないので引き出しは私がほぼ一人でDIYしました(苦笑)」と当時を楽しそうに懐かしんでおられたのが印象的でした。自作のキッチンを使って7年になりますが使い勝手はどうですか?と質問すると、「引き出し用のレール(家具金物)を安いものを使ったのでちょっと動きが悪い、高いけどいいレールを使っておくべきだった」と反省。「玄関ドアに塗ったブルーの塗料をキッチンの引き出し木部に塗ったのは正解。それとIKEAで購入した陶器のシンクとステンレスの天板は安くて機能性がありこれも正解でした。ただ水道屋さんはIKEAのシンクに配管を繋ぐのに苦労していたみたいです。」今年の結婚記念日に出張シェフに自宅に来てもらってこのキッチンで料理を作ってもらったそうですが、その時シェフが「(既製品キッチンと違って)雰囲気がいい、使い勝手も良い」と褒めてくれたそうです。漆喰と無垢の木に似合う手作り感溢れるキッチンで、Kさんご夫妻は7年経過した今もお二人で料理を楽しんでおられる、その風景が実に和みます。




レトロな家具と手作りレースのカーテンが似合う家



奥様の裁縫室です。古い家具、ピアノ、奥様が縫われたレースのカーテン、柔らかい陽光の和らいだ空間です



Kさんのお宅にはレトロな味わい深い家具が至る所にあります。これが実に漆喰を無垢材の家に調和しています。量販店で売っている合板製、プラスチック製の家具はほとんどありません。せっかく漆喰と無垢材で内装を仕上げても、そこにプラスチック製の収納家具があると台無し!なんてことが他ではたまにありますが。。

またアンダーセン木製窓には奥様がご自身で縫われたレースのカーテンがさりげなく掛かっており、これも木製窓と見事にフィットしています。こんなさりげないインテリアの選定にも、お二人の住まいに対する感性とこだわりが徹底されています。




土間リビングを住みながら作り直し



最初コンクリート土間だったリビング床をヘリボーンフローリングの床にセルフリノべしました



家を最初に設計した時にはリビングは土足で入る土間にしたK様邸、でも実際に住んでみると「素足で歩けるフローリングに変えたい」と思い、数年前にセルフでリノベしました。それもヘリボーンのフローリングで。大工さんでも貼るのに苦労するヘリボーンを、壁際の難しいところまで実に上手に貼り仕上がっていました。




暖かい家でココロも財布も幸せ!


「他のお宅へお邪魔したときにすごく寒く感じた、我が家は断熱性に優れているので本当に暖かい、真冬でも薪ストーブだけで1階も2階の寝室も全て暖まります。」薪は近所の方が庭で切った木を持ってきてくたりして薪を買うこともないので、Kさんのお宅の暖房費はゼロ。冬場のエアコン電気代に頭を悩ませている多くの方が聞いたら驚くでしょうね。


コーヒー焙煎のお店を敷地内にセルフビルド



お店「a day a time」の窓もKさんの自作、黒い左官壁がいい

本格的なコーヒー焙煎機が置かれた店内



Kさんご夫妻はコロナ禍で職場に行けなかった時期に、自宅の敷地内に完全セルフビルドでコーヒー焙煎ショップを作ってしまいました。もちろん自宅をハーフビルドで建てた経験を活かして。

平日は本業の仕事をされているので、このお店は副業で土日限定営業です。それでもすでに多くのファン、フォロワーの方がいて、イベントの時には数十名の方が来店される地元の人気店になっています。お金をかけなくてもセンスとやる気と夫婦の協力があればこんな素敵で実益のある副業ができるんだなと、目から鱗の感動でした。






「家は人生の表現の仕方」を地でいくKさん


Kさんご夫妻の暮らしぶりを見ていると、その生き方に迷いがなく堅実で実に清々しい。このブログのタイトル「家は人生の表現の仕方」を地でいくお二人です。私にとっても大いに勉強になったOB宅訪問でした。

Kさん、それとウールちゃん、暖かく迎えていただきましてありがとうございました。



【a day a time coffee roaster】

群馬県前橋市柏倉町654

e-mail / adayatimecoffee@gmail.com

instagram / @adayatimecoffee


 


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