建築廃材×DIYでつくる家具
2023.2.5
那須のペイントショップ「ハッピーホーム」の森上さんから教えてもらったDIY本『杉でつくる家具」(グラフィック社刊 2,500円)を紹介します。
この本は1953年に出版された「アイディアを生かした家庭の工作」をベースにして、2019年にグループ・モノ・モノというチームが編纂刊行しました。
1953年といえばDIYという言葉も無く、今のようにインパクトドライバーも電動丸ノコもスライド丸ノコも無かった時代ですから、おそらくノコギリと釘だけでDIYできるよう素人でも扱いやすい杉の貫材だけで作る家具の作り方を解説したんだろうと想像します。
杉の貫材はツーバイ材に比べて軽く、加工しやすく、曲げやすいので、素人がDIYで使う木材としてすごく重宝します。
しかも建築現場の廃材コンテナを覗くとたくさん捨ててあるので、材料費がゼロ円というのも嬉しい!
私も早速『杉でつくる家具」に出ているスツールを作ってみました、2時間でできました。↓ です。
現場から杉の貫板の端材を7本持ってきて2時間でできました。解説もすごく丁寧なのでインパクトと丸ノコになれたハーフビルド施主さんならすぐに出来ちゃいます。
この本に紹介されている家具は、どれも簡単にできてしかもデザインが秀逸、柔らかい杉材なので曲げる(ツーバイ材では絶対に無理)造作がいい意匠になっています。