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TOPスタッフブログ家は人生の表現の仕方 − 栃木県那須町M様邸

家は人生の表現の仕方 − 栃木県那須町M様邸

2023.10.15

栃木県那須町で2022年9月から室内ハーフビルドを開始し、2023年7月に完成したM様邸をご紹介します。電信電話会社にお勤めのMさんは都内のマンションで毎日リモートワークをされてましたが、コロナ禍と東京の酷暑をきっかけに那須にリモートワーク拠点を建てることを考え始めました。2021年の夏にご夫妻でご来店された時にMさんが「東京で何不自由なく暮らしていると人間がダメになる気がする、だからハーフビルドにチャレンジする。」とおっしゃったのが印象に残っています。



2023年9月 M様邸完成風景



AIが支配する個人のオフタイム


「家から会社、会社から家へ、どんな時だって自分の好きなことをしていたい。欲しいもの。。。毎日にどんどんあふれていく。」TVでよく目にするAmazonのTV CMナレーションです。都会で働く人のオンとオフの気持ちの切り替えをうまく表現したメッセージだと思いますが、ただ私にはなんとなく違和感がありました。仕事以外のオフタイムをAmazonのような便利なシステムに委ねて「生かされる」ことへの反発心かもしれません。これから先はもっとAIが個人の私生活に入り込んで支配していくことでしょう。AIがなんでも個人がやりたいことの最適解を最短ルートを提示してくれる社会で生きていくと人間はどうなるか? 感受性が豊かで、しかもAIに身近なところで仕事をされているMさんもおそらくそんなことを感じながら当社の門を叩いたと私は思います。


AI時代に建主が家づくりに参加することの意義


Mさんは1年間毎週東京から那須へ通ってハーフビルドをされましたが、建築の経験はもとより日曜大工も経験がないMさんですから試行錯誤の末の失敗も数知れまえん。建築素人が自分の頭で考えて自分の手で作ることの大変さは、やった人でないと理解できません。私も23年前に自宅をセルフビルドで建てましたが、完成間近の頃には筋肉痛と腕の腱鞘炎で電動工具も持てないくらいに疲労困憊していました。心が折れて「大工さんに頼もうか」と思ったことも何度もありました。効率だけを考えたらセルフビルド、ハーフビルドは実に無駄の多い回り道です。AIに聞けば「ハーフビルドなんてあり得ない。」とくるでしょう(笑)。ですが回り道した分、その蓄積が建築スキルの向上はもとより、人としても成長に大きく汲みするものです。私自身もセルフビルドで家を完成させたことで、それまでのひ弱な都会人、寄たば大樹の頭でっかち人間から一歩抜け出すことができ、自信と根性と基礎体力がついて、独立から今日に至るまでの礎となってきました。建築素人が家づくりに携わることは、先が見えない未知で不安な世界に身を置いてチャレンジすること、そこでの苦労は決して人生にとって無駄ではなく、それによって手に入れた資産は一生涯の宝物となります。「東京で何不自由なく暮らしていると人間がダメになる気がする。」Mさんが最初に語ったこの言葉、自宅をハーフビルドで完成した今、翻ってどう思い至っているか聞いてみたいところです。何はともあれ、Mさん、1年間のハーフビルドお疲れ様でした。これから那須での生活を楽しんでください。



2023年9月 M様邸完成風景

2023年9月 M様完成風景



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