Oさんの繊細さと遊び心が形になった自作のｷｯﾁﾝ

ｲﾝｽﾀｸﾞﾗﾑに掲載する画像記事取材のため、過去にﾊｰﾌﾋﾞﾙﾄﾞで建てた施主OB様宅を訪問しています。

6月18日(日)埼玉県のO様宅を訪問してきました。2018年にﾊｰﾌﾋﾞﾙﾄﾞを開始、2019年に完成したO様邸、住み始めて4年になるご自宅です。

Oさんは私が接してきたﾊｰﾌﾋﾞﾙﾄﾞ施主さんの中でもずば抜けた才能と魅力を持った方でした。誰もが驚愕するスゴい家をご主人と二人で自力建築した根性もさることながら、家づくりの細部を観察すると繊細さ、徹底した追求心、遊び心がところどころに垣間見れて、そのくせｱｲﾄﾞﾙ顔負けの可愛らしさがある。

久々に訪れたら庭も完璧に出来上がっていた。

Oさんは自宅で洋服のﾊﾟﾀｰﾅｰの仕事をされています。Oさんのようなﾊﾟﾀｰﾅｰだったらﾃﾞｻﾞｲﾅｰさんも服飾ﾒｰｶｰさんもさぞかし仕事がしやすいだろうと思います。Oさんは自身の仕事を楽しみかがらも周囲が仕事しやすいよう細心の気配りをするから、今回の取材でも多忙の中嫌な顔一つぜず快く引き受けてくださいました。

Oさんの仕事場です。壁の漆喰は2019年5月にこの部屋から塗り始めたが、私が手伝って塗った壁が雑で今でもこの部屋を見ると申し訳なく思います

繊細さとあくなく追求心と遊び心が同居したOさんの人格と世界観が形になった家、家は人生の表現の仕方なんですね。

ご協力ありがとうございました。

O様邸のハーフビルド建築アルバムはこちら

現場で施主自らが悩み考えながらでないとこんなスゴい造作はできない。建築余材で作ったとは思えないｷｯﾁﾝ作業ﾃｰﾌﾞﾙ。ﾌﾟﾛの大工には絶対作れない味がある

この洗面室はﾊｰﾌﾋﾞﾙﾄﾞの途中で天井を板張りから漆喰に変えた。涼しげな空間になって大正解、Oさんの感性が垣間見れる

住みながらDIYしたﾛﾌﾄに上がる家具階段

外壁の漆喰はご夫妻でﾍﾄﾍﾄになって塗った記念碑