薪ストーブのある冬の暮らし―第2話 薪小屋
2014.11.18
若いころから薪小屋のある家にあこがれていました。
毎日満員電車に詰め込まれて都心のオフィスへ通い、深夜まで残業していた30代の頃、たまたま紀伊国屋で手に取った「Country Log Cabin」という洋書で目にした小さなログキャビンに併設された薪小屋の写真がきっかけだったと記憶しています。それは、コンクリートの建物しか目にしない都会暮らしの私に、癒しと豊かさの象徴として目に焼きついたのでした。
その写真には、ひげもじゃの山男風ログキャビンオーナーが、Filson製のマッキノークルーザーを着て薪を積んでいるスナップもありました。足元は確かL.L.ビーンのビーンブーツだったかな。。とにかくその薪小屋と薪を積む山男がカッコよくて、その時から私の中に田舎暮らしの目標とするイメージが出来上がっていたように思います。
木造の薪小屋をつくり、そこに薪を積み上げれば、薪小屋は庭の立派なオブジェになります。ハーフビルダーならできるだけプラスチックや鉄のパイプは使わず材木を使って薪小屋を作るべきでしょう。
建築素人でも”木組み風”の薪小屋は結構簡単に作れます。
2010年に那須ショールームで開催した「薪小屋つくり教室」では、難しい木組みに替ってビスだけで組み上げる”木組み風”薪小屋の作り方を、7組12名の生徒さんにレクチャーしました。
その教室で使用した資料図面を↓に添付します。手書きの簡単な図面ですが、興味ある方は見て参考にしてください。
ハーフビルド創作教室第8回薪小屋つくり教室資料