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建築アルバム

nasu camp david リノベーション
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  1.  

    築70年の古民家別荘のリノベーション工事が完了し、本日施主S様に引き渡しました。

    元々は戦後間もない昭和20年代に当時の資産家が贅を凝らして建てた和洋折衷のゲストハウスです。何代もオーナーが代わり、その間改修工事がほとんどされてこなかったため、Sさんが今年の初めに購入した時点では、冬は室内に氷が張り、夏には屋根裏に小動物が棲むような幽霊屋敷のような建物でした。

    「レトロな普請は損なわず、冬でも過ごせる快適な別荘に作り替えて欲しい。」が施主S様からのご依頼でした。


    半年かけて、室内と屋根の解体工事、腐食した土台・柱・床の改修、全面床暖房の設置、断熱改修、屋根の葺き替え、キッチン・浴室・洗面室・トイレの全面改修、給排水設備の入れ替え、温泉の引き込み、電気配線コンセントスイッチの全交換、ウッドデッキの新設等々を行ってきました。

    施主S様はさっそく年末休暇をこの別荘で過ごされるそうです。
    コロナ禍でこの別荘は、リモートワーク拠点としても活用されるそうです。

    工事にご協力いただいた業者、職人の皆さん、お疲れ様でした。



     


    2020年12月24日 リノベ完成風景 居間に隣接した畳の小上がり

    2020年12月24日 リノベ完成風景  20畳の居間です。ウッドデッキを新たに増築しました。

    2020年12月24日 リノベ完成風景 新たにリニューアルした造り付けのキッチン

    2020年12月24日 リノベ完成風景 こちらも新たに全面改修した浴室、壁と天井はヒノキ 板張り(ドイツの自然塗料クノス塗装仕上げ)とタイル貼り、窓はLOW~Eペアガラス窓に交換

    2020年12月24日 リノベ完成風景 外壁は杉板貼りと天然石の石かべ、70年前建築当時と同じ佇まいです

    2020年12月24日 リノベ完成風景 20畳の広いウッドデッキを今回のリノベ工事で新たに造りました

    2020年12月24日 リノベ完成風景 柿渋塗装された天井、建具、漆喰壁は70年前に建てられた当時のまま。床は今回全面改修貼り替えしましたが、塗料は当時と同じ柿渋を使いました。天然石作りの大きな暖炉が圧巻です。戦後間もない昭和20年代にここまで贅を凝らした普請を建てられたことに驚かされます。

    2020年12月24日 リノベ完成風景  柿渋と漆喰のモノトーン色調に畳のよもぎ色が映えます。

    2020年12月24日 リノベ完成風景

    2020年12月24日 リノベ完成風景  施主Sさん談「この暖炉の前で火を見るのが待ち遠しかった」

    2020年12月24日 リノベ完成風景 暖炉は天然石をコンクリートで固めた造り、床下から屋根上まで一体の巨大構築物です

    2020年12月24日 リノベ完成風景 大谷石の壁もモノトーンのアクセントになっています。当時にしては美的感性の相当高い建主さんだったと思われます。

    2020年12月24日 リノベ完成風景 10 畳の板間は船底天井に漆喰壁の和室風

    2020年12月24日 リノベ完成風景 大きな窓から眺めるブナ・楓・ミズナラの広葉樹の森が、実に美しい

    2020年12月24日 リノベ完成風景 6畳の畳部屋の壁は大谷石と漆喰

    2020年12月24日 リノベ完成風景 6畳の板間は以前はゲストルームとして使われていたと思われます。板壁と漆喰壁の間に見切り材が無いのは、洋室でも和の雰囲気を求めたからでしょう。このセンスが凄い! この部屋も柿渋色と漆喰のモノトーンがいい

    2020年12月24日 リノベ完成風景 新しく貼り替えた床板には当初ドイツの自然塗料リボスを塗る予定でしたが、試し塗りしてどうも既存の壁の色としっくり調和しませんでした、試しに柿渋を塗ってみたらピタリと色調が合い決定。柿渋を2〜3回塗った後、色落ちを防ぐため柿渋メーカーが作っている自然塗料オイルを塗って仕上げました。

    2020年12月24日 リノベ完成風景 全面改修したキッチンは大工さんの造り付け。「家の内装の雰囲気にマッチしつつ使いやすい」と施主奥様から高評価をいただきました

    2020年12月24日 リノベ完成風景

    2020年12月24日 リノベ完成風景 70年前からこの家にあった骨董価値のある家財道具を紹介します。まずは暖炉の鉄籠。戦後間も無い日本ではこんな贅沢品は手に入らなかったでしょうから、欧米から密かに(貿易管理が厳しかったから)持ち込んだのではないか。。。などと想像するだけでもワクワクします。

    2020年12月24日 リノベ完成風景 薪ホルダーと暖炉ツール、これらも当時の日本ではあり得なかった品々です

    2020年12月24日 リノベ完成風景 板壁に使われている釘、こんな骨董品的な釘はもう手に入りません

    2020年12月24日 リノベ完成風景

    2020年12月24日 リノベ完成風景 家具金物はいたって和テイストです

    2020年12月24日 リノベ完成風景 ドアの金物も骨董価値あり

    2020年12月24日 リノベ完成風景 玄関室壁は大谷石

    2020年12月24日 リノベ完成風景全面的にリニューアルした洗面室の壁には施主さんがDIYで塗装します。引き渡しの後、塗装レクチャーを実施

    2020年12月24日 リノベ完成風景 洗面室の壁塗装が完了

    2020年12月24日 リノベ完成風景 使用した塗料はターナーミルクペイント のピスタチオグリーン色、浴室のタイルの色に合わせました。室内は全体的にモノトーンなので、洗面室とトイレだけはミルクペイント で明るい色調にあえてしました。

  2.  

    浴室改修工事が完了しました。
    ヒノキ 板張りとタイル貼りで仕上げました。
    窓から庭の紅葉が眺められる気持ちの良い浴室になりました。

    足場が外れたのでウッドデッキ工事もスタート。

    徐々に完成に近づいています。


    2020年11月1日 浴室改修工事

    2020年11月1日 ウッドデッキ工事

    2020年11月1日 浴室改修工事

    2020年11月1日 ウッドデッキ工事

  3.  

    那須は只今、秋真っ盛り。
    施主さんご家族様は今日から那須で一泊されて外壁の塗装に励まれました。


    秋空と紅葉のもとでのDIY作業は、日頃の東京での息苦しい暮らしから解放してくれたようです。
    大工さん、左官屋さんによる室内のリノベ工事も着々と進捗しています。


    2020年10月24日 施主さんの外壁塗装 足場に乗って外壁を塗装しました。広い庭に生えている広葉樹(ナラ、ブナ、カエデ)の紅葉が見頃です。

    2020年10月22日 浴室改修工事 ヒノキ 板張りとタイルでリノベ中の浴室。この浴室には那須湯本の沸かしていないチンチンの源泉が引きこまれます。温泉に浸かりながら大きなクリアガラスの窓から森の新緑や紅葉を眺めることができます。羨ましい!

    2020年10月22日 トイレです。天井も壁も全面無垢板貼りでリノベ中。

  4.  

    リノベDIYとして最初の施主さんの作業は外壁とデッキ材の塗装です。


    施主Sさんご夫妻は2日間にわたり初秋の那須高原で塗装作業を楽しまれました。

    70年間一度も葺き替えられなかった屋根の葺き替え工事にも着手しました。


    2020年9月18日 リノベDIY外壁塗装 塗装の前に窓などを養生します。養生テープ、養生マスカーの貼り方をレクチャーして、養生が済んだら塗装開始。

    2020年9月18日 リノベDIY外壁塗装

    2020年9月18日 リノベDIY外壁塗装 大工さんが新たに貼り直した板壁に外壁塗料キシラデコールを塗装していきます。

    2020年9月18日 リノベDIY デッキ材塗装 デッキ材を大工さんが貼る前に塗装を済ませておきます。

    2020年9月18日 リノベDIY デッキ材塗装中の施主さん

    2020年9月14日  屋根解体工事 築70年の建物なので今回屋根も全て葺き直すことにしました。屋根のトタンを剥がすと70年前に貼られた下地の野地板が現れました。所々腐食しているので、踏み外さないように慎重に作業します。

    2020年9月16日 屋根下地の改修工事 腐食した屋根の下地野地板を所々大工さんが貼り直します。

  5.  

    床の改修工事を行っています。

    床の改修工事では、大工さんが土間に束を建て、その上に大引を渡し、床根太を乗せ、床根太の間に断熱材を入れ、床合板を貼ります。

    外ではウッドデッキの独立基礎が完成、床下にあった束石は焚火場に活用。


    2020年9月1日 床の大引施工

    2020年9月10日 床根太施工

    2020年9月21日 床断熱材施工 標高1000メーターに建つ別荘のため、通常よりの厚め(75mm厚)の断熱材を入れます

    2020年9月25日 床の下地合板貼り この合板の上に床暖房の配管を這わせて、その上に床フローリング材を貼ります。

    2020年9月3日 床下にあった束石は庭のファイヤープレイス(焚火場に)に使いました。

  6.  

    お盆休み明けから、土台と柱の補修交換工事、外壁貼り替え補修工事、床下土間コンクリート工事が始まりました。


    2020年8月25日 北面の腐食が激しかった外壁を貼り替えました。浴室の窓も交換。

    2020年8月20日 浴室の土間コンクリート打ち直し

    2020年8月17日 床解体後に床下に砕石を入れ防湿フォルムを貼った後、鉄筋コンクリートを打ちます。

    2020年8月20日 腐食した土台と柱の一部を交換し、後施工ホールダウン金物で補強

    2020年8月24日 床下土間コンクリート打設

    2020年8月26日 暖炉チムニーの上に雨水対策として笠板金を設置

  7.  

    築70年の古い洋館別荘のリノベ工事をオーナーのS様から依頼され、7月23日から解体工事がスタートしました。


    戦後間もない頃に建築された和洋折衷の洋館別荘で、当時のオーナーは著名な財界人で接待用のゲストハウスとして建てたそうです。なので石造りの暖炉など、当時としては贅を尽くした普請であったと思われます。

    「この昭和レトロの雰囲気が気に入ってここを購入した。この雰囲気を残しつつ、断熱性向上(これまでは断熱材は一切なし)、雨漏り対策、床の全面的な改修、浴室、洗面、トイレ、キッチンの水回りのリニューアルをしたい。出来るだけハーフボルドホームの自然素材テイストを活かしたリノベーションにして欲しい。」オーナーS様のご要望はこうでした。


    これから5ヶ月かけてリノベーション工事を行っていきます。


    2020年5月 リノベ工事前 本物の石で積み上げた暖炉煙突と外壁が特徴の洋館別荘です。

    2020年5月 リノベ工事前の室内 漆喰と無垢材だけで仕上げた和洋折衷様式です。

    2020年7月23日 床の解体工事開始

    2020年7月25日 浴室の解体工事

    2020年7月25日 洗面室も全面的に改修のため床壁天井すべて解体します。

    2020年7月25日 解体工事ではダンプ4台分のゴミが出ました