マリコラム vol.37 コーキング、手のかかる子なのです
2022.10.12
前回にチラッと出てきたコーキングの話を。
ハーフビルドをしていく中で、コーキングをすることはそう多くないのですが、
タイル施工の際には必ずしねばならない作業なわけです。
(あと、洗面やキッチンを自作した際のシンクと天板の間にも使います。)
が、このコーキング作業、『やり直しがきかない(いや、やり直しはきくけど大変)1発勝負!』
なところがありまして、苦戦される方も多いようです。
私がハーフビルドをした3年前は、外の窓枠コーキング作業も施主施工でした。
大小構わず全ての窓(天窓は除く)
現在は職人さんが施工してくれています。
数えたら、我が家には17箇所窓がありまして。
つまりは、コーキング作業を17回。
マスキングして、コーキング剤を注入して、ヘラで均して、マスキング剥がして…の17回。
そりゃあ、そこそこスキルも上がるわけです。
(地味に時間もかかるんですよ…恐ろしい)
なので、今ハーフビルドをされている方にしたら、
突然現れる強敵作業の『コーキング』!となるのは当然で。
しかも施工場所は、目にすることの多いところ。
緊張もしますよね?
なので、今回ポイントが少しでもお話できたらと思います。
その1:コーキングはマスキングが命!
コーキング箇所にマスキングテープで養生をしてコーキング剤を注入するのですが、
このマスキングが本当に大事!
角はしっかり90度で!
きれいに貼ったら仕上がりもキレイ!
というわけで丁寧に貼って欲しいのですけど、貼る場所にも気をつけたい。
コーキング剤注入後、先の丸いヘラでコーキング材を均します。
そのヘラのR部分とタイルや壁の接するところ、そのポイントより内側にテープを入れてはダメなのです。
なぜかというと、そのポイントより内側にマスキングテープを貼ると、
ヘラで取り切れないコーキング剤がマスキングテープ上に残るわけですね。
コーキング剤がのったまま剥がしてしまうと、コーキング剤がびろ~んと付いてきてしまって
汚くなってしまうんですね。波立つというか…
そして、あわわわ!と焦って触っていると、どんどん汚くなっていく…
コーキング剤は、チューブの外に出た瞬間から硬化が始まってまして、
触ってる間もどんどん固まって、思うように動いてくれなくなるわけです(T_T)
(コーキング剤って、ベタベタするし、付くと取れないし…で扱いが大変なんですよね)
なので一発勝負!引き際が肝心!な作業なわけですね。
その1しか話していないけど、思いの外長くなってしまったので、
今回はここまでにしておきます(*_*;)
続きはまた次回に…