ビームスの家
2015.8.12
おしゃれ番長揃いのビームスの社員さんのお宅訪問という企画の本「BEAMS AT HOME」を紀伊国屋書店でみつけました。
本の帯には、「ニッポンのファッションをリードし続けるビームスの社員130名の住まいを公開」とタイトルされています。「彼ら彼女らは、はたしてどんな家をつくり、どんな暮らし方をしているのか?」 職業的好奇心が動き、さっそく棚から手にとって購入してきました。
470頁もある重く分厚い本の外側のビニールパックをほどき、中身をパラパラめくったところですぐに「はずれ」だと分かりました。
登場する社員のみなさんの着ている洋服はさすがにバッチリきまっていますが、肝心のお宅はどれも没個性、住まいに対するセンスはいまいち、これなら当社の施主さんたちのほうが格段に感性が高いなと。。
家の貧弱さをカバーするためにガンバって高価な家具インテリアで化粧している人、
ファッションはチープシックにきまっているのに、なぜか豪華な成金趣味の家に住んでる人、
古いアパートを頑張ってリノベしたはいいが、収納スペースがないせいか、やたらと部屋の中にモノを氾濫させている人等などで、残念の一言につきます。
それにしても、どうしてこんな企画の本が出版されたのか、不思議です。
いけてる彼ら彼女らも、住んでる家はたしたことないんだよ、洋服のセンスと住まいのセンスは別物なんだよ、という事実を世に知らしめるために思いついた企画なのだとしたら、それはそれで分からなくもないですが。。