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風についての2冊の本

2015.7.26


この夏、風にまつわる本2冊に出会いました。


「風の名前」(小学館刊、高橋順子著)と「ブルータス7/15号 特集松本隆」です。



御祭風、東風、時津風、少女風…… 日本には2145の風の名前があるといいます。その中から382語の「風の名前」を厳選して写真と詩とエッセーで構成した新感覚の歳時記が「風の名前」です。

この本を読んでからは、「今吹いているこの風の名前は?」と風のことを意識するようになりました。


ちなみに、梅雨の明けた今の時期に田園地帯で吹く風には「青田風」という名前がつけられています。


「青田風(あおたかぜ)」
田の水が隠れるほど苗が成長し、青々となった田圃の上を吹きぬける風のこと (「風の名前」より)


もう一冊は、作詞家松本隆の作詞活動45周年を記念して特別編集されたブルータス特別企画号です。

「風街」は松本さんが作詞活動を通して作り上げていった松本さんの代名詞でもある詩的世界観で、松本さんが幼い頃に育った1950年代の東京の街を、彼なりの感性フィルターを通して描いた風景世界です。松本さんがドラムで参加していた「はっぴーえんど」の代表アルバム「風街ろまん」に収められた細野晴臣さんの名曲「風をあつめて」の詩の中に、その風街クロニクルが凝縮されています。

1964年の東京オリンピックの頃も、そして2020年の東京オリンピックに向けた今も、いつも刻々と風景が変わっていく都市東京。そこに住む都市生活者の喪失感の美しさを松本さんは描きたかったんですね。

また、糸井重里、松任谷由美、水谷豊、吉本ばなな、綾瀬はるか、ミッツ・マングローブ、ジョン・カビラ、広瀬すずetc…多彩な顔ぶれがそれぞれの想いを抱いて語る松本隆ワールドも実におもしろくいい勉強になりました。

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