株式会社ハーフビルドホーム Half Build Home

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漆喰LOVE

2024.5.10

木製窓には漆喰壁がよく似合う(那須町K様邸)



当社はこれまで23年間で145棟の住宅を建ててきましたが、室内壁は全て漆喰左官塗りです。クロスを使ったことは一度もありません。漆喰の持つ素朴な風合い、シックハウスとは無縁の安全性に惚れ込んだからです。




漆喰壁はクロス壁とどこが違う? その1  室内の空気が違う!


クロスは接着剤を大量に使って貼ります。一方、漆喰は漆喰自体の凝固力で壁に接着します。接着剤はシックハウス症候群の原因物質であるホルムアルデヒドを含んでいるため、クロスの壁からはホルムアルデヒドが常時放出されています。新築の住宅に入るとムッとするあの嫌な新築独特の匂いがホルムアルデヒドです。JIS規格で安全とされているF☆☆☆☆(フォースター)認定の接着剤を使ったとしても人体への影響があるホルムアルデヒドの放出がゼロになるわけではありません。現にアレルギー体質の強い方がF☆☆☆☆接着剤を使ったクロス壁の新築住宅に住み始めると、それまで治っていたアレルギーが再発する例をいくつも見聞きしています。また安全性の高いF☆☆☆☆接着剤は接着力が弱いためクロスの剥がれが出やすいです。クロスの剥がれは施主からのクレームになるため、クレームを回避するため、F☆☆☆☆接着剤を使用していると偽って実際には接着力のより強い、つまり毒性のより強いF☆☆☆(スリースター)やF☆☆(ツースター)接着剤が使われることもなかにはあるようです。一方、漆喰壁からはホルムアルデヒドなどのシックハウス症候群の原因物質が放出しないので室内の空気が綺麗で安全です。当社で開催した新築内覧会に参加されたお客様から聞いた話しです。シックハウスアレルギーに悩まされていたお子さんがそれまでハウスメーカーの新築内覧会に行くたびにアレルギー症状が出て早く帰りたがっていたのが、当社の漆喰の家の内覧会では全くアレルギーが出なくて元気に走り回って驚いた、とおっしゃってました。


漆喰壁はクロス壁とどこが違う? その2  漆喰壁にはカビが出ない!


森の中に建つ家や近くに小川が流れる湿気の多い環境に建つ家に入るとカビがクロスの壁や天井に出ているのをよく目にします。一方、これまで当社で建てた住宅別荘の漆喰の壁や天井にカビが出たことは皆無です。昨年の梅雨時に那須の森の中の別荘オーナーK様から「カビがすごいんです」と電話があって駆けつけてみたら、K様が持ち込んだ家具にはカビが大量に付着していましたが、漆喰壁にはカビは一切出ていませんでした。漆喰はミクロの気泡で構成されるため湿気を吸着する機能があります。漆喰は湿気が多い時にはその気泡の中に湿気を吸着し、湿度が下がると放出する調湿機能を持っているからです。一方、クロスはビニール素材なので湿気を吸着することはなくカビが出やすいです。夏場の湿気の多い日に漆喰壁の家に入ると湿度が下がってひんやり感じるのもその効果です。


漆喰壁はクロス壁とどこが違う? その3 漆喰壁は空気中のウイルスも死滅させる


漆喰メーカーのHPによると、最近の研究で漆喰の強アルカリ性が空気中のウイルスを死滅させる効果があると書かれていました。コロナウイルスで散々な目にあった我々にとって、この漆喰の抗ウイルス性は嬉しい情報と言えます。


漆喰壁がクロスに比べて高いのはなぜか?


床面積25坪の住宅で壁をクロスにするのと漆喰にするのとでは、およそ100万円の差が出ます。では漆喰がなぜ高いか?材料費だけ比較すると漆喰の方がクロスよりも安いです。つまり漆喰はクロスに比べて作業工程が多く手間がかかるため高いのです。同じ面積の壁を仕上げるのに、漆喰はクロスに比べてざっくり4倍の時間がかかります。健康で安全な漆喰の効果が見直されていますが、やはり建築コストが高騰した昨今、注文住宅で壁を全て漆喰に仕上げるには金銭的に余裕がないと難しいようです。



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