マリコラム vol.36 タイルとあなたとの間には
2022.9.26
こんにちは。
なんだか外は暑いが(夏なのか!?)、室内はとっても快適な今日です。
遮熱パネルさん、今日もいい仕事してくれています、ありがとう!
ではでは今日も始めます。
先日、キッチンタイル貼りレクチャーをしてきました。
私自身も悩んだことなのですが、タイルと何かとの微妙な隙間。
どう仕上げる?問題が出てくるんですね。
今回貼ったタイルは、こちら。
そしてケーシングの下に20mm程度の隙間が。(矢印のところ)
上下の目地幅を調整する程度じゃ埋まらない20mm。
目地幅5mmとコーキング幅6、7mm取ると、8mm横に長くタイルをカットすることになる…。
なんとも微妙です。
前にこちらで『潔くカットはしない!』とお話しましたが、
カットが上手にできるなら、それに越したことはないわけです。
しかし今回のタイル。細長いわけですね。
細長いのを更に細くするのはかなり難しい!
長さが20mmなので、喰い切り(タイルニッパー)で地道に割っていくしかないけど、
そう思うように割れてくれず…無駄になっていくタイル(涙)
グラインダーでもやってみましたが(床材の実に挟んで固定してみました)なかなか時間がかかる…。
レクチャー時間には限りがあるので、この部分は後でゆっくりどうするか考えて頂き、先に進みました。
さてこの場合、仕上げ方にどんな選択肢があるかというと、
・頑張ってめげずにタイルを切る+目地入れ+コーキング
・微妙な隙間は漆喰で埋める
・木材を使って埋める(見切る)+コーキング
でしょうか。
今も施主Sさんは悩んでいることでしょう…。
この選択肢の中の2番目にあげた、漆喰で埋める場合。
目地材が漆喰と同じ色じゃないとき(特に目地材が濃い色のとき)は、
『コーキング剤を挟んだ方がしっくり収まるよ』
とコーキング屋さんがおっしゃっていました。
なるほど、確かにパキッとしています。
好みの問題もありますが、色々な仕上げ方があるわけです。
みんな違ってみんな良い。
ハーフビルド終盤、悩みっぱなしのハーフビルドですよ。
(初めから終わってからも、かもしれない、笑)