マリコラム vol.25 漆喰左官 入隅編
2022.4.25
今月は漆喰レクチャーが多かったので、今回は漆喰を塗る時のコツ…というか、
私が自宅をほぼ1人で漆喰を塗って気づいた楽な方法を1つお話しようかと思います。
お部屋のコーナーの塗り方です。
コーナーには2種類あります。
・壁と壁が接しているところが凹となっているところ。内側。←入隅(いりずみ)といいます。
・壁と壁が接しているところが凸なっているところ。外側。←出隅(でずみ)といいます。
言葉の説明じゃ分かりづらいですよね… ということで、写真をご覧ください↓
このコーナーを塗る時に結構気を遣うんです。
入隅は特に。
漆喰塗る時は、端や角から塗り始めます。
その時にコテをグッと端に当て、漆喰を乗せるのですが…
せっかく1面きれいに塗ったのに、隣の壁を塗り始めたらコテがあたって漆喰をえぐってしまう…
そこをきれいにしようとやっていくとドツボにはまる…涙。
ハーフビルド漆喰左官あるあるです。
入隅・出隅専用のコテもありますが、私はそのコテを使うのがあまり好きではなかったので、使いませんでした。
専用コテを使うと、縦スジが入り、それを馴染ませないといけないのですが、それが面倒というか、嫌いというか…。
そして、とにかく早く漆喰を塗り終えたいから、そこに時間はかけたくない!かけられない!(←銀行に完成をせっつかれていたので…涙)
と思った私。
編み出した方法、それは、隣り合う面は日を分けて塗る!
そうすると、隣の壁は乾いているので、遠慮してコテを動かすということがなく、ぐんぐん作業が進みます。
ただ気を付けたいのが1つ。
その日に塗ってない壁のところも、マスキングテープに漆喰が付いた箇所があれば、そこは剥がしておかないと一緒に硬化して取れなくなってしまいます。
漆喰の付いた部分のみで大丈夫です。
注:プロの方はマスキングテープはされないそうです。が、私達は、しっかり貼って作業しましょうね!
そうは言っても、この方法が採用できないところもありますよね。
そこは、もう慎重にやっていくしかないですが…。
今回お話しをしたのは入隅編。
出隅はまた違うので、それはまた後日!