お客様インタビュー 栃木県那須町野田様
2017.9.2
インタビューしたお客さま: 野田様ご夫妻
■ インタビューした時期: 2017年8月
■ 質問者: ハーフビルドホーム代表 青木真、管野福雄
■ 野田様と野田様邸のプロフィール
茨城県つくば市の研究機関にお勤めだった野田慶一郎さんは60歳の定年退職を機に、田舎に移住することを計画。2014年から栃木県那須町にターゲットを絞って土地探し始めました。弟さんご夫妻もいずれ退縮後に那須に移住する計画で、最低でも家が2棟は建てられる広い土地が必要。その土地探しも、当社にご依頼いただきました。
2015年に入ってようやく景観の良い700坪の土地が見つかり、同年6月に当社が仲介して地主さんと土地の売買契約を結びました。
その後、約半年間かけて家の設計を行い2015年12月に当社と請負工事契約を締結、2016年3月から基礎工事が着工、同年6月から内装ハーフビルド(内装DIY)がスタートしました。
定年退職後は即座に那須へ移住してDIYの家づくりに没頭される予定でしたが、つくばの勤務先から請われて嘱託として職場に残ることになったため、2016年の春から2017年の夏までの一年ちょっとの期間、毎週末つくばから那須へ通いでの家づくりとなりました。
Q1 ハーフビルドを知るきっかけとやってみようと決断した要因は?
インターネットでハーフビルドホームの存在を知り、「面白そうだな。」と思ったのいがきっかけ。ただ静かにスローライフを楽しむだけの田舎暮らしはしたくなかったので、私たちのにニーズに会った家づくりだなと直感した。ハーフビルドホームの主催する見学会や勉強会にも参加したりして、徐々に理解も深まり「我々もいっちょやってやろう。」と決断した。
Q2 日曜大工の経験は?
二人とも日曜大工経験はゼロだった。が、最近は動工具も良くなっているので、さほど心配や不安はなかった。
(筆者談)家が完成した今では、ご主人は道具マニアとなり、木工道具や農作業機械や、さらには土木工事用の重機まで購入したい考えられているようです。
Q3 HBH主催の見学会や勉強会を受けた感想は?
設計がきめ細かく、ちゃんとした家ができそうだと感じた。またハーフビルドのレクチャーも最後までしっかりフォローしてもらえそうだった。実際やってみたらその通りだった。1年半にわたりレクチャーをしてもらった管野さんを今では師匠と呼んでいる。
Q4 ハーフビルドを実際にやってみてどうでしたか? 何が大変だったですか?
研究所勤務時代はデスクワークが主で、当然建築仕事は初体験だったので、初めの頃は体がヒーヒーいっていた。特に始まってすぐに外壁の漆喰左官塗りをやったので苦労した。が、その経験が生かされて、室内の漆喰左官塗りはスムーズにいった。始まって3ヶ月くらい経過した室内の天井板を貼り始まる頃から、徐々に体のしんどさも無くなり、楽しく作業が進められた。週に2日間、週末だけのハーフビルドだったので、かえってそれが良かったのかなと思う。毎日やってたら続かなかったかも。。
野田様がDIYされた作業内容とその期間を説明した資料はこちらから。
Q5 やっていて何が楽しかったですか?
完成に近づいた頃の仕上げ作業はやはり見ていて完成の姿が形になってくるので盛り上がるし楽しかった。具体的には、薪ストーブの炉台を作ったり、洗面台を自作したり。。。
キッチンはハーフビルドホームさんで設計図を引いてもらい、那須の家具職人さんにオーダーメイドで作ってもらい、その後の塗装とキッチン機器の設置とキッチン壁のタイル貼りをDIYした。このようにキッチン作りにも参加できたので、既製品のキッチンを買うのでは味わえない面白さがあった。
(筆者談)奥様は明り取りの内窓に使うステンドガラスをDIYで作ってしまいました。すごい!パチパチ(拍手)ご主人は木工が好き、奥様は漆喰や塗装やタイル貼りといった作業が合っていたようです。ご夫婦でうまくバランスが取れていたようですね。
Q6 HBHのレクチャーの良かった点は?
ハーフビルドホームの菅野さんが、最初の外壁塗装レクチャーから最後の床タイル貼りレクチャーまで一貫してサポートしてくれたのでとても安心できた。
「ここまでDIYの家づくりを経験すると、怖いものはない、なんでもできる!」
そんな自信がついた。
Q7 HBHの後輩へアドバイスがあれば一言
ハーフビルドが始まったら段取り準備が大事。平日にホームセンターでの買い物などは全て済ませ、土曜日の朝から日曜日の夕方までフルに作業する。まずは自分の頭で考えてみて、分からない時はレクチャーしてくれる管野さんに聞く。聞けば適切な答えが返ってくる。やってみればなんとかなるものだ。
Q8 完成してからまだ那須の冬を経験していないのでなんとも言えないが、今年の冬の工事期間中も先行して薪ストーブを入れ、薪を燃やしながら室内の作業をしていた。その時室内で寒さを感じることはなかったので、断熱材と窓の断熱性能の良さを実感した。また、漆喰も無垢材も塗料もすべて無垢自然のものしか使っていないので室内の空気がすごくきれいだと感じた。床板にドイツの自然塗料リボスを塗った時も、全然臭くなかった。
Q9 今後どんなDIYライフを送っていきたいか?
焚き火場、畑、ガーデンなどのエクステリアを少しずつDIYで作っていきたいと考えている。薪割りもあるし。。まだまだやることは山積みだ。
野田様、ご協力ありがとうございました。