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TOPスタッフブログ好きなものその2 「MUSIC of my lifetime (一生聴き続けられる音楽)」

好きなものその2 「MUSIC of my lifetime (一生聴き続けられる音楽)」

2014.7.29


音楽に出会わなければ、別の人生を歩んでいたと思います。
今の仕事(ハーフビルドホームでの建築の仕事)が直接音楽と関係しているわけではありませんが、音楽から受けた影響で、私の中の世界観のかなりの部分が形成されたように思います。特に音楽を聴いてきたおかげで、きざと思われるかもしれませんが、生活美学(ライフスタイルの哲学)が培われたと感じています。


ボブ・ディランからは、「自分」という存在を俯瞰する眼を学んだし、ストーンズは「ファッション」(ワルだけどセンスのいい)を教えてくれました。荒井由美の歌からは、「女性」という自分とは明らかに違う生き物の存在を知りました。


私が主体的に音楽を聴くようになったのは1973年中学1年の時、ラジオの深夜放送でした。父の転勤のためほぼ2年サイクルで転校を繰り返していた当時の私は、転校したての学校で居場所がなく、心が解放されるのは唯一深夜のラジオ放送でした。時にANN(オールナイトニッポン、ニッポン放送深夜1時~3時)はほんとによく聞きましたね。あのANN始まりのジングルを今でも聞くと、中学生当時の不安に満ちた心模様がフラッシュバックしてきて、キュンと胸が締めつけられます。

さて、当時のラジオ深夜放送ではじめて耳にしたレコードで、50歳を超えた今でもipodに入れて聴いているレコードが100枚ちかくあります。つまり40年ちかく聴き続けているので、「MUSIC of my Lifetime」とも呼べそうです。私がまがりなりにも人に自慢できることは、この一生聴き続けられるレコードが沢山あること、かもしれません。そのうち代表的なレコードを、中学3年間の学年ごとに整理してみたら、つぎのようになりました。


中学校1年時:ビートルズ「Let It Be」、 サイモンとガーファンクル「Sound of silence」、井上陽水「氷の世界」
中学校2年時: ボブ・ディラン「Blood On the Tracks(邦題 血の轍)」、ニール・ヤング「Harvest」、レッド・ツェッペリン「Led Zeppelin Ⅳ」、はっぴーえんど「風街ロマン」、荒井由美「ミスリム」、ティン・パン・アレイ「キャラメルママ」、遠藤賢司「silver star BEST OF K.E」
中学校3年時:鈴木茂「Band Wagon」細野晴臣「Tropical Dandy」、デヴィッド・ボウイ「Ziggy Stardust」、B.B. King「Live in Japan」、ザ・バンド「Music From Big Pink」、吉田拓郎「今はまだ人生を語らず」


1973年、 私が中学1年生当時の世の中は、第一次オイルショックの後遺症で高度経済成長が終焉し、子供ながらにも世の中が変わりつつあることが肌で感じられる、そんな空気がただよっていました。富士ゼロックスのCMで「モーレツからビューティフル」という名コピーがTVで流れていたのも、ちょうどこの頃でした。ちなみに、その「モーレツからビューティフルへ」のCMに出ていたのが、フォーク・クルセイダーズを解散した後で、ミカバンドを結成する前の加藤和彦さんでしたね。
いやはや、じつに、なつかしい。


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(左から、鈴木茂「Band Wagon」、細野晴臣「Tropical Dandy」、ティン・パン・アレイ「キャラメルママ」)


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