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家は人生の表現の仕方 − 茨城県O様邸

2023.6.24



インスタグラムに掲載する画像記事取材のため、過去にハーフビルドで建てた施主OB様宅を訪問しています。6月11日(日)茨城県の大木様宅を訪問してきました。


大木さんとの出会い


大木さんご夫妻に初めてお会いしたので2013年の2月、まだ20代で新婚ホヤホヤの美男美女カップルが那須の当社を訪ねて来られました。大木さんの第一印象は「ちょっとチャラい今風の若者」「本当にハーフビルド出来るだろうか?」「那須へ観光に来たついでに立ち寄った冷やかし?」といった感じ、大木さんには悪いですが第一印象は、ちょっと心配、ちょっと半信半疑、でした。



2014年完成当時の大木さん宅 まだカバードポーチは無かった



地上の星


当時近所でハーフビルド中の中尾さんのお宅にお二人とお連れして見学に、中尾さんから漆喰の塗り方を教わり真剣に漆喰を塗っている姿を見て私の大木さんに対する印象はちょっと変わりました。「どうしてわざわざ那須まで?』と向けると「僕たち若くて予算も少ないので普通のハウスメーカーの家を建てようと契約寸前まで行ったけど、どうしても結城にあるレトロなcafe LA FAMMILEみたいな漆喰と無垢の木だけで手作りした家が欲しくて。。」と。cafe LA FAMMILEは以前別の施主さんに連れて行ってもらっていたく感動した覚えがあったので、大木さんの好きな世界がよく理解できました。当時は二人とも日々仕事に追われ毎日ヘトヘトになって自宅に帰るだけの生活、ハーフビルドなんて出来るのか?、若くて予算も少なく休みも少ないんだから無難にハウスメーカーの住宅で諦めた方がいいんじゃないか? でも諦めたくない、自分の人生は自分の手で切り開きたい。。。そんな若い二人の悩みと熱い想いが葛藤する姿が痛々しいほど伝わってきました。帰り際に「でも僕たち部活で体鍛えてきたから体力には自信がありますよ(笑)」とご主人が明るく話した時、私の心に爽やかな春風が吹いたのを記憶してます。当時巷で流れていた中島みゆきの「地上の星」を地で行くが如く二人、別れる時には好印象に変わってました。





2014年完成当時の大木さん宅



若い二人がいたわり合って作り上げた家


「予算を節約するために僕たち壁の石膏ボードも自分達で貼ります。」と大木さんから言われた時には「高い吹き抜け壁もあるし大丈夫だろうか」とレクチャー担当の管野さんと二人で心配しました。が、二人の底抜けな明るさ、部活で鍛えた根性、好奇心と向上心、それと見た目と違いしっかり屋さんで計画性もあって、自作の家は1年で完成しました。当時の二人の作業風景を見ていて印象的だったのは、ご主人将史さんがいつも奥様有美さんをいたわって作業をしていたこと。「きっとこの家で明るい家庭を築くんだろうな」と思っていたら、4年前に突然将史さんから「双子が生まれました」とメールが届きました。


再び私の心に春風が吹いた


双子のお子様が誕生して初めて大木さんのお宅を今回訪問しました。無邪気で人懐っこい双子の二人は将史さん有美さんにそっくり。有美さんがポツリと「この子たちが大きくなって友達の家に遊びに行って自分の家と比べてどう思うか」少し心配そうに話してました。でも大丈夫、お父さんとお母さんががいたわり合って苦労して作った家だから必ずお子さんたちもここが大好きですよ。

家は人生の表現の仕方なんだなと大木さんご家族に触れて改めて実感した、訪ねてよかったです、ありがとうございました。



2023年6月 大きなカバードポーチができていた





2023年6月

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