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TOPスタッフブログ大貫妙子著「私の暮らし方」に理想の暮らし方をみた
2015年8月28日
大貫妙子著「私の暮らし方」に理想の暮らし方をみた

 シュガーベイブのデビュー40周年を記念したアルバム「SONGS」のリマスター&リミックス版が最近発売されました。

そのアルバムの中で山下達郎さんが歌ってヒットした「DOWNTOWN」や「SHOW」とは個性の異なる歌を自ら書き歌っていた大貫妙子さん、その彼女が書いた歌はどれも東京の街がテーマで、同時にその街から脱出したいという願望が歌にこめられていました。


このアルバムに収められている大貫さんの「蜃気楼の街」に、こんな一節があります。


「明日 家を出たら うつろな風に身をまかせ 流れるまま
 ひとつこぼれ落ちた こころのかけらを 探しに行こう」



40年後の現在、大貫さんは湘南葉山と北海道札幌に2つ居を構えて暮らしています。

東京生まれ東京育ちの大貫さんが、40年かけて「こころのかけらを探して」行き着いた場所が葉山と札幌だったんです。

大貫さんが終の棲家に葉山と札幌を選んだってことは、すごく分かる気がします。ほんとうに共感します。実は今まで「住みたい」と思った街が、葉山と札幌でしたから。

私にとってこの2つの街に共通しているのは「風の音」と「風の匂い」です。たぶん大貫さんもその街に吹く風が気に入ったんじゃないかな。。なんて勝手にきめつけたくなるほど、葉山と札幌に住む大貫さんに、親近感を感じています。

私が若かった頃の札幌と葉山の思い出を少々。
高校生17歳の時の初夏の札幌、ポプラ並木を通りぬける風、これまで本州で見てきたモンスーン気候の湿った風とは明らかに違う大陸的な風のすがすがしさに思わず立ち止まって見とれていました。
それと、札幌の女子高生の誰もが爽やかで美人だった。これも、札幌に住みたいと思った一因でしょう。


会社員になった24歳の頃、湘南の葉山森戸海岸でウィンドサーフィンに熱中していた当時、夏の間半分くらいは葉山に同好会の仲間たちと借りた一軒家に寝泊まりして東京に通勤していました。湿気を帯びた海風がハーバーに留めてある沢山のヨットのマストに当たり「カランカラン」という音色を奏でる、あの時の風の音と匂いも最高に良かった。ヨットハーバーの堰堤の上でヨットのマストにからむ風の音をBGMに、当時ベストセラーになった村上春樹さんの「ノルウェーの森」を一日で読み切った、なんてこともありました。

もしこれからの余生において、那須以外で居を構えることができるのであれば、迷わず葉山か札幌に住みたいなと思います。小さくてもいい、古くてもいい、ただちゃんと庭と薪ストーブがある家に。今とは全く違う環境が楽しめるんじゃないかと思います。


さて、その大貫さんが雑誌の連載で書いた暮らしに関するエッセイが単行本になりました。タイトルは「私の暮らしかた」
暮らしや家のことををまじめに考える人にとってはすごく参考になる良書だと思います。大貫さんの文章も味があって良いですし。。


葉山と札幌の家のこと、毎年恒例となっている秋田の農家での田植えと稲刈りのこと、そして農業をしながら考えるこの国の「食」に関すること、両親との別れ、コンサートツアーやアルバム制作など仕事のこと、葉山の庭の植物のこと、生まれた東京の街のこと、どのテーマも読んでいて心がじんわりと暖かくなるのは、救われた気になるから。



とげとげしい情報にほんろうされ自分を見失いがちになる時代にあって、とりわけ俗物的な芸能界にあっても、質素にして芯の通った生き方を貫いている大貫妙子という人がここにいて、その想いを透明感のある声で聴かせてくれる、それが救いなんです。

oonuki


 


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