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MOR(ミドル・オブ・ザ・ロード)という生き方

2015.9.13


前回のブログでは大貫妙子さんの著作について書いたので、今回は山下達郎さんに関して少々。達郎さんのSONG WRITERとしての生き方は「MOR」(ミドル・オブ・ザ・ロード)という言葉に要約されます。それは私たちの家づくりにも底通し、また創造的な仕事をする上でとても示唆に富んでいるので紹介したいと思います。

MORは「中庸」と訳されますが、ことロックやポピュラー音楽の世界においてMORというと「ロック・ポップスのフィールド外にいる人たちも入ってこられるような、入り口のたくさんある音楽」のこと。達郎さんはそれをすごく意識して曲をつくってきたそうで、そういう曲をつくるのが一番難しいそうです。


「未来に残る曲を作りたい」「僕は時代とは寝ない。いつつくられた曲なのかわからないような曲こそが理想だ」とも達郎さんは語っています。何十年もの時のふるいにかけられ、良い曲だけが残る。多くの人はそれらを聴いて、昔はよかったと思う、のだと。

40年前の1974年に、当時20歳そこそこの達郎さんや大貫さんらが制作し発売されたシュガーベイブのアルバム「SONGS」は、当時のトレンドとは無縁の曲ばかりで、セールス的には全くなしのつぶてでしたが、今年40年ぶりにリマスター&リミックスされたアルバム「SONGS」は、今オリコンのヒットチャートでベスト10に入るほど売れまくっています。「SONGSを出した当時は自分たちでやりたい音楽をやっただけで、売れ線は狙っていなかった。そのおかげで曲が古びること無く生き残ったのだと思う。」と、達郎さんは「SONGS」が今日高い評価を受けている背景について語っています。

「時代とは寝ない」、芯のある生き方を表現した示唆に富んだことばで、私たちの家づくりもこうありたいですね。そもそも住宅が毎年モデルチェンジを繰り返し、やれ外断熱だ、やれスマートハウジングだと、流行に振り回されているこの国の住宅業界は異常ですよね。

時代の流行に流されないけれども尖がりすぎず多くの人を引寄せる魅力のある家、色あせない家、いつの時代にもその街その環境の風景に溶け込むような家、そんな家を作れればと思いつつ、今夜も「SONGS」を聴いています。



40年ぶりに蘇ったシュガーベイブの名盤「SONGS」は今は亡き大瀧詠一さんが1974年に最初にプロデュースしたアルバムで、随所に聴かれる大瀧節が涙を誘います。当時のアルバムを私は中学生の時に買ってすりきれるほど聴きましたが、40年後の今年、再びこのリマスター&リミックス版を買ってすりきれるほど聴きまくっています。今回のリミックス版、40前に大瀧さんがミックスしたオリジナル版と聴き比べると、随分と違った「肌触り」に仕上がっています。達郎さん音質に対するこだわりを知るだけでも、このリミックス版を買う価値はありますね。

40年ぶりに蘇ったシュガーベイブの名盤「SONGS」は今は亡き大瀧詠一さんが1974年に最初にプロデュースしたアルバムで、随所に聴かれる大瀧節が涙を誘います。当時のアルバムを私は中学生の時に買ってすりきれるほど聴きましたが、40年後の今年、再びこのリマスター&リミックス版を買ってすりきれるほど聴きまくっています。今回のリミックス版、40前に大瀧さんがミックスしたオリジナル版と聴き比べると、随分と違った「肌触り」に仕上がっています。達郎さん音質に対するこだわりを知るだけでも、このリミックス版を買う価値はありますね。



 


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