30代からのガーデニング 第2話
2016.6.24
ご夫婦で庭づくりが趣味の山口さんのお宅を訪問してきました。
2年前に自宅をハーフビルドで建て昨年完成した山口家では、今年から本格的に庭づくりがスタートしました。今年の3月から5月にかけての休日はほぼすべてを庭づくりに投入したそうです。茨城県のつくば市の隣に位置する坂東市の田園地帯に建つ山口邸、実質的に200坪あるその広い敷地の中で、休日ともなれば朝から晩まで、花木と植えたり、堆肥を作ったり、ボーダーや柵をDIYで作ったりと、休む間もなくご夫妻は庭作りに没頭しています。
ご主人の和久さんに、どんな庭にしたいかと聞いたところ、「家も庭も一生かけて作り込んでいきたい。庭に完成はない。私が死ぬときに最高の庭になっていれば本望だ。」と。30代後半のご主人は、これから数十年かけて息の長い仕事をされていく覚悟なんですね、立派です。
奥さまの里江さんは庭のボーダーや柵などに使う材料について、次のように話されていました。「ホームセンターのガーデンング売り場にあるプラスチック製の安易なガーデニンググッズは確かに便利だけど、これがひとつ庭にあるだけで庭の素朴な雰囲気を台無しにしてしまう。だから我が家の庭では、木と竹と石以外の素材のものは使わないように心がけています。」ハーフビルドされたお宅も見事でしたが、庭にこめた想いもすごいです。
30代でガーデニングを始めることのメリットは、若さを全面に出して徹底的に自分たちが好きだと思った庭をつくれることだと、山口さんご夫妻を見ていて思いました。
和久さん、里江さん、後進の方たちの目標となるような新しい田舎暮らしのスタイルを、これからいっぱい見せていってください、ありがとうございました。