マリコラム vol.15 浮造り加工
2022.2.15
今ちょうど浮造り加工をしているので、今回は浮造り(うづくり)加工について。
浮造り加工とは、木材の表面を削って木目の凸凹を強調させる仕上げ方の事を言います。
古いお寺や神社で見たことがあるかもしれませんね。
私は、あの凸凹しているけど、ツルっとした感じが好きです。
今回は犬を飼われている施主様のご希望ですが、
何も加工がないものより、爪が引っかかりやすく滑りにくくなる、と思われます。
加工に使用するのはこちら↓
マキタのホイールサンダー。
加工枚数が多いので、もちろん電動です!
ナイロンブラシが付いていて、スイッチオンで高速回転!
軽く押し当てて滑らせるだけで表面の柔らかい部分だけ削れて、木目が浮き出てきます。
…のはずが、今回使用の床材は硬い!
ちっとも浮き出てこない!
泣きそうになりながら地道に滑らせ続け、なんとかここまで削れました。
ちょっとわかりずらいですね…
一気に削りたい!と思って力を入れて押し付けてしまうと、
サンダーの寿命が短くなってしまうので注意です。
そして削り作業、やっぱり粉塵がすごいです!
数枚削っただけでも真っ白。
近くに停めてあった車は、粉まみれとなりました…涙。
ということで、防塵マスク、ゴーグルは必須アイテムです!
あと耳栓はしましょう。
しないと、ずーっと耳元でセミが鳴いている状態になります。笑
さて、214枚。
削り終えるのに、けっこう時間がかかりそうな予感ですが…
この床材が貼られたお家の完成を楽しみにしながら、がんばります!