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TOPスタッフブログ「居場所」について 第2話

「居場所」について 第2話

2019.1.12


「自分の仕事場こそが居場所だ。」そんな風に自信を持って言える人が羨ましかった。

本が資料が山と積まれた作家司馬遼太郎さんの書斎
道具と木材に囲まれた宮大工西岡常一さんの作業場
1万枚の古いレコードが棚一面に詰め込まれた大瀧詠一さんの福生自宅スタジオ etc… 

自宅で仕事をする作家や職人や音楽家の仕事場が妙に居心地良さそうに思えて、若い頃はそんな居場所のある家と仕事に憧れていました。20年前に那須に移住して家を建てた時も、自宅の中に仕事をする居場所を作るんだという明確な意思がありました。

会社勤めをしていた頃、オフィスにフリーアドレスが導入され、オフィスから書類の山と自分のデスクが無くなりました。それを境に、オフィスには「どよん」とした空気が流れる場所が無くなり、なんだか居づらいと感じるようになったのは私だけではなかったと思います。


他人の管理を受けずに自由な空気が流れていて、仕掛かり中の仕事をそのまま放置しても咎められない場所。そんな居場所からこそ創造的なアイデアや作品が生まれると信じてやまない私は、やはり古いアナログ人間なのでしょうか。次回に続きます。



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大瀧詠一さんの福生にあった自宅のスタジオは私の憧れの場所。米軍住宅を改装して作られたこのスタジオは1950年代のアメリカの空気が半端じゃないです。「ロンバケ」で大瀧さんがブレイクする前から、この自宅スタジオで多くの名盤、名演奏が生まれました。



 


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