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地方移住の静かなムーブメント

2015.10.14


20代、30代の働き盛りの若い世代で、都会に見切りをつけ地方に移住し、新たな土地で会社を興したり、また仕事と遊びの両面で充実したワーク&ライフスタイルをエンジョイしたり、都会には無い温かな地域コミュニティーと自然環境につつまれながら安心で安全な子育て環境を手に入れたりする人たちが、今着実にこの国で増えています。

ただ一方で、人口動態統計上では依然として地方の人口は減り、逆に東京など大都市に集中する傾向は変わりません。日経ビジネス2015/10/12号の特集「止まらぬ東京一極集中」を読むと、確かにデータ上では地方は衰退し、人も富も東京に集中しているように見えます。


統計上の数値にはまだまだ表れてきませんが、若い世代の地方移住は今静かなブームで、その火付け役となっている人のひとりが、作家の本田直之さんです。


本田さんの最新の著作はすばり「脱東京 仕事と遊びの垣根をなくす、あたらしい移住」で、結構売れています。この本の中で紹介されているのは20代、30代で東京から地方に移住した13人。仕事でもプライベートでも成功し、都会にはない高いライフスタイルバリューを手に入れた13人のインタビュー記事を読むことで、今風の地方移住スタイルがよく理解できたし、また「衰退する地方」というマスメデイアが作り上げた一般論的先入観に邪魔されて見えづらい地方社会の静かな地殻変動もよく見えてきました。



そこには、60代でリタイヤした後に田舎に移住してのんびり暮らすこれまでの田舎移住スタイルとは別の移住風景があります。キーワードは「仕事」「子育て」「遊び」でしょうか。その3つをバランスよく充実させて豊かな生活を手に入れるには「東京では無理なんだ!」という認識が、本の中で紹介されている彼、彼女たちには共通してあるようです。


その彼ら彼女らいわく、「集中過密しすぎた東京は子供を育てる場所ではない。」「地方でも東京と同じレベルのクリエイティブな仕事がいまではできるビジネス環境が整ってきた。」「通勤時間も少なく毎日夕方には帰宅してアフタファイブがエンジョイできる地方は可処分時間が圧倒的に有利」「地方は老いも若きも皆生き生きと仕事している。東京じゃ考えられない。」


勇気と志を持って地方に移住し、最初は地の利も無く苦労しつつも、次第に都会で培ったセンスやスキルや人脈をフルに活かし、地方という新天地で自分が輝ける居場所をつくりあげる。そんなフロントランナーたちは今はまだ少数派ですが、着実にこの国を変えるムーブメントになっていくだろうと確信しています。

なぜなら、、那須の私の周りにも、同様に高いライフスタイルバリューを手に入れた若い移住者がたくさんいますから。



本田さんの移住本シリーズは驚くことに累計250万部も売れているそうです。都会からの脱出願望を持った人がなんと多いことか

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