ムッシュ、さようなら
2017.3.5
ムッシュかまやつさんがお亡くなりになりました。
また一人、大好きなミュージシャンがこの世からいなくなってしまいました。
お別れの会でユーミンがムッシュのことを「風にように生きた。」とコメントされてましたが、戦前生まれの日本人にしては珍しく、粋でしゃれた自由人でした。
彼をTVで見るたびに思ってました。「ムッシュのように何にも縛られずに生きられたらなんて幸せだろうな。」と。
ムッシュを偲び、彼の思い出の曲について。。。
「竜飛岬」 作詞:岡本おさみ、作曲:よしだたくろう 歌:よしだたくろう&かまやつひろし
ムッシュはロックの人でしたが、たくろうさんと一緒に歌ったこの旅情あふれるフォークソングからはムッシュの優しさがにじみ出ています。たくろうさんに続くムッシュのパートで「泥運びのおばさん、おたっしゃで。」と歌いあげるくだりを聴くと、じーんと目頭が熱くなります。
「中央フリーウエイ」 作詞作曲:荒井由美 歌:かまやつひろし
このユーミンの代表曲は、TV歌番組でユーミンとムッシュが競演した時に、ユーミンが敬愛するムッシュにプレゼントした曲でした。そのTV番組が放映されたのは40年以上前で、当時私は中学生でしたが、二人が「中央フリーウエイ」をデュエットする様子は鮮明に覚えています。あまりに音程が外れてへたくそだったので(笑)。YouTubeにアップされているので是非チェックしてみてください。
「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」作詞作曲:かまやつひろし
彼の人生哲学が詰まった曲です。
特に以下のくだりが、自由人ムッシュの真骨頂で、好きです。
「君はたとえそれがすごく小さな事でも
何かにこったり狂ったりした事があるかい。
たとえばそれがミック・ジャガーでも
アンティックの時計でも
どこかの安い バーボンのウィスキーでも
そうさ、なにかにこらなくてはダメだ
狂ったようにこればこるほど
君は一人の人間として
しあわせな道を歩いているだろう。」
ムッシュのご冥福をお祈りします。