DIYで手作りした家の内装の善し悪しは、
使用材料を別にすると、

①色彩感覚
②バランス
③造作アイデア

以上の３つで決まります。

DIYの技術や上手さは、まったく重要ではありません。

「多少粗削りでもこの家いい線いってるな！」と思わせる家は、その３つが優れています。

当社ハーフビルドの場合、設計から躯体施工、無塗装の造作材料の納品といった”お膳立て”はハーフビルドホームが行いますが、色や造作アイデアを決めるのは施主さんです。ですから、少なくとも内装仕上げの出来栄えは、最後は施主さん自身の感受性にかかってきます。

この感受性が豊かだなと思わせる施主さんに共通しているのが、植物に詳しいということ。
花の名前や樹木の植生に見識がある方が多いように思います。

色彩感覚とバランス感覚は、やはり田舎の自然の中で暮らして、植物を含む自然環境に身を置いてはじめて自分の五感で育まれていくものだと、私は自身の経験からそう思います。

茨城県坂東市の山口様邸の室内風景スナップです。奥様が余った端切れの杉板で作ったこの壁収納扉を見た時、そのセンスに度肝を抜かれました。山口さんはご夫妻で草木に詳しく、茨城の田園風景がひろがる自宅の敷地内で現在精力的にガーデンを作っています。