不動産コンシェルジュを務める澤口さんの里山田舎暮らしを拝見します。
2010年に東京での暮らしに見切りをつけて、栃木県那須塩原市の郊外に180坪の原野を購入しました。
「不動産屋さんが紹介してくれる土地はどれも100坪弱の別荘分譲地ばかりで、なかなか理想に近い土地はすぐには見つかりませんでした。」「私たちが求めていたのは、もっと自由で、もっと開けていて、もっと人が住んでいない原野みたいな土地だったんです。」

そんな折に、黒磯市内の小さな不動産屋さんが紹介してくれた土地はこれまでと違って「ぴんと来るものがあった。」そうだ。古い分譲地のはずれにある河川敷を前にしたその土地はまさに“原野”のような人気が全く感じられない広々とした土地でした。
「別荘でぼんやり過ごすというスタイルではなく、広い庭でガーデンや畑を作ったり、小屋を建てたり薪を作ったりと、アクティブな田舎暮らしがしたかった。」ご夫妻はその原野を自力で“開墾する”覚悟で土地売買契約書にサインし、東京から那須へ移住、アパートで仮住まいしながら2010年12月にハーフビルドで自宅建築を開始、その10ヵ月後の2011年10月に完成にこぎつけました。

ストーブの背面の石積みはご夫妻の力作。近くの川で集めてきた本物の石で自作しました。「ありきたりのレンガでは面白くない。石積みをしてみたかったので。」とご主人は語っています。薪ストーブは、イギリス・チャーンウッド社コーヴェシリーズのストーブ。
2階の趣味部屋兼ゲストルームは山小屋にいるみたいで、ちょっと旅行した気分が味わえる空間です。

家が完成した後は、その広大な敷地を3年かけて開墾し、美しいフィールドに蘇らせたのには私たちの周りにいる仲間も皆正直驚きました。今ではその広い庭で、野菜作り、ガーデニング、焚き火などのアクティブなアウトドアライフを楽しんでいます。

(左)このトイレの漆喰壁はコンシェルジュ澤口さんの力作です。色鮮やかな貝殻を漆喰に埋め込みコテで模様を描いて作り込んだDIYをはるかに超えた芸術作品です。
(右)自宅ガーデンでお客様を接待するコンシェルジュの澤口さん

Owner’s Profile

澤口 美喜子さん

宮城県気仙沼生まれで、東京の山手で暮らし、大学は美大で絵を勉強した都会派のお嬢様です。正確には、でした、ですが。(笑)
しかしお嬢様然としたところは全く無く、気さくで、親切で、誰からも好かれる人柄です。おそらく情に深い東北人のお父様の血を受け継いでいるのだろうと思います。
那須へ移住する前は東京で観葉植物を扱う仕事をされていました。草花、樹木、造園に造詣が深く、那須の土地を見に行っても下ばかり見て珍しい山野草をいつも探しています。
60歳を超えて2010年に那須へ移住し、自宅をハーフビルドで建て、家が完成した後は、石がゴロゴロを出てくるような広い原野をご夫妻で2年かけて開墾し素晴らしいガーデンに甦らしたバイタリティーの持ち主です。アクティブな田舎暮らしをこれからめざすシニア世代のお手本となって欲しい。そんな私の想いを伝えて、当社の不動産コンシェルジュとしてお手伝いしていただくことになりました。

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