マリコラム vol.33 無垢材の伸び縮み
2022.8.8
ある日ふと気づいたのです。
おぉ!隙間がなくなっている!!
無垢材は伸び縮みするというお話を聞いたことがありますか?
木材になってからも、まさに『生きている』!
空気中の水分の影響を受けて、特に横幅が伸びたり縮んだりしています。
湿気の多い季節は伸び、乾燥する冬は縮むわけです。
我が家の天井、床も例外なく伸び縮みしてまして、特に脱衣所の床がすごい!
乾燥する時期には5mm程度の隙間ができ、実(さね)に打った釘の頭がこんにちは〜していました。
さらに今年はアリ被害がすごくて…汗
この隙間から、アリが「こんにちは〜」してきて、格闘した春でした…涙
そんな隙間がきれいに埋まっている!とこの間気づいて感動。
そういえば、今はじっとり暑い夏。
木材もしっかり伸びたわけですね。
(縮んでる時期の写真がなくて申し訳ないですが…)
ハーフビルドといえば、端材で家具等を作る方も多いと思います。
ここで注意したいのが、端材の無垢材ももちろん伸び縮みするということです。
家具職人さんの使われる木材はしっかり乾燥されているので、そんなことはないと思いますが、
床材や天井材などの端材はしっかり伸び縮みしてくれます。
はい、こちら。
我が家の自作キッチン収納。
この季節になると、上の引き出しと下の扉がかち合って同時に開けられません、笑
これが、乾燥してくると問題なく開け閉めできるんですよね。
(ちなみに、引き出しの木材は、端材ではなく木材屋さんから買った無垢栂材。
扉はケーシング材と巾木材を使用して自作しています。)
ということで、木の特性を理解して、インセットの引き出し、扉などを作るときは、
お隣の木材との隙間を4mmくらい開けて作りましょう!
…私も計算して作ったつもりだったんですけどね、何かが歪んだり、曲がったり…
難しいんですよ…
DIY奥深し。