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TOPスタッフブログ湯川れい子さんの私の履歴書が面白い!

湯川れい子さんの私の履歴書が面白い!

2017.9.20


 9月に入って日経朝刊の文化欄を毎朝一番に目を通すようになりました。

二つの連載ものが毎朝のささやかな楽しみになっています。

一つは、林まりこさんの連載小説「愉楽にて」、もう一つは作詞家で音楽評論家の湯川れい子さんの「私の履歴書」。

湯川さんは、かれこれ50年以上前の日本に洋楽を普及させた人。

マイルス、コルトレーン、プレスリー、ビートルズなどなど、彼女は曇りのない女性音楽ファンの目線でまだ駆け出しの海外アーティストをデビュー当時から日本の音楽ファンに紹介してきました。

なぜ彼女だけが、のちに大物となるアーティストをデビューの頃から、まさにダイヤの原石を見つけるがごとく、フォローすることができたのか?


それは彼女が、当時まだ世間から認められていない怪しげな職業だった洋楽評論家という仕事に人生を賭けたから。つまり、投資したからでした。

海外アーティストにインタビューするために、1960年当時、年収とほぼ同額だった高価なテープレコーダーを借金して購入したり、東京オリンピックが開催された年に海外渡航が自由化されると、またもや今のお金で何百万円も借金してアメリカへ音楽取材の旅に出ました。



「私の履歴書」で彼女が告白する凄まじいまでに仕事に賭ける姿勢に触れ、毎朝心が洗われています。


何かに賭けてきた人は、やはり何歳になっても輝いています。
湯川さんは今年81歳、まだまだ現役です。


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2017年9月24日 ハーフビルドホーム 青木 真


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