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TOPスタッフブログ家の歌 その1

家の歌 その1

2014.7.12


家をつくるなら 家をつくるなら
草の萌えるにおいのするカアペット敷きたいと
思うのであります

家をつくるなら 家つくるなら
天体観測もできる透明な屋根だって
欲しいのであります
(3番、4番省略)


加藤和彦「家をつくるなら」 1971年

音楽が大好きです。特に70年代の内外のロックミュージック、フォ-クカントリーミュージックが好きなので、家を歌った曲をシリーズで紹介していこうと思います。

家を歌った曲の中では最高作品だと思うのが、トノバンこと加藤和彦さんが70年代初頭に歌って、当時パナホームのTVコマーシャルソングにも使われた「家をつくるなら」です。知らない人がいたら、是非ITunes Storeで試聴してみてください。

家をつくることは、いつの時代も人々にとって大きな夢なんだなと、つくづく感じさせられる曲です。しかし面白いのは、大手のパナホームが、こんな「飛んでる」詞の歌を採用したことです。当時は、住宅建築業界の中で、大手ハウスメーカーが革新だったんですね。裏を返せが、中小工務店が保守だったということでしょう。家をつくる人が好き勝手に夢を描いて、大手ハウスメーカーがそれを良しとした、なんとも寛容な時代でした。

曲自体は、生ギター、スティールギター、マンドリンだけで構成された典型的なフォークソングですが、コーラスのアレンジや楽器の音の重なり具合は、さすがにトノバンです。当時全盛だった詩中心のフォークソング、日本的で湿り気の多いフォークソングとは一線を画しているあたり、その後70年代、80年代にミカバンドや竹内まりやを輩出していったプロデューサー加藤和彦の片鱗がうかがえる、そんな曲だと思います。

最後に、加藤和彦さんのご冥福をお祈りします。

家をつくるなら


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