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埼玉1  2012年2月11日
昨年秋には完成されてましたが、このたびようやく伺うことが出来ました。床面積29.8坪とコンパクトな間取りながら、室内は施主さんのアイデアにあふれたまさにワンダーランドです。木工事も左官工事も、どこをとっても丁寧で素晴らしい仕上がりに驚かされました
2012年2月11日 (左)薪ストーブのあるリビングと吹き抜け。吹き抜け壁の高い位置にある窓と屋根の天窓から光が差し込んでとても明い空間です。 (左)ストーブはDutchwestのコンベクションヒーターsmall、「160キロのストーブを自分で搬入したので大変でした」とのこと。背面のアンティーク耐火レンガもご大川さんご夫妻の手によるもので、古いレンガでサイズがまちまちなため、水平に積み上げるの苦労されたようです
2012年2月11日 吹き抜けを上から見た絵。残作業があるため梁に足場が残ってます
2012年2月11日 階段の蹴込部分も漆喰左官塗り仕上げ。左官塗りもとても丁寧、うつくしい白壁に仕上がりました
2012年2月11日 こちらは階段の吹き抜け。ここでも天窓から光が差し込むおかげで、ほっとする明るい空間になっています。壁のニッチェも、デザインが多様で遊び心にあふれ、施主さんの感性が風景になったかのようですね
2012年2月11日 (↑)トイレの中にある電球で灯る廊下の壁照明。曇りガラスはタイルの通販サイトで偶然見つけて購入したものだそうです。(↓)木製のドアはすべてリボスのクリア塗料アルドボスで仕上げました。左下は当社で納品したツガ材のドア、右下は施大川さんが試行錯誤して自作したドア
2012年2月11日 2階にあるお嬢さんに寝室は、大きな開口部を通して吹き抜けと繋がってます。薪の燃える香りと音、ストーブの熱で熟睡できる寝室をお父さんが作ってくれました。ほんと羨ましいご家族です
2012年2月11日 キッチンにあった作業台は、ハーフビルドの余り材を活用した手作り作品
2012年2月11日 (左)こちらのキッチン吊戸棚も手作り。(右)玄関に作りつけした収納兼下足入れ。ホームセンターで手に入る家具用合板シナランバーコアと家具兆番で作りました。使いやすさと見た目を考え、1段目と2段目の扉に段差を設けるあたりさすがです
2012年2月11日 「トイレの横幅は少し余裕を持たせて1mとしたのは正解でした。」と話す施主大川さん。おかげで手洗いのあるカウンターが作れました。手洗いシンクのサイズに合せて壁をくりぬき、そこに色つきに曇りガラスをはめ込み、電球の光をそのガラスに当てることで、廊下側の照明にしています。(下左の写真を参照) 「作りながら考えて作る」お手本です。参考になります
2012年2月11日 床のパイン材フローリング(20mm厚)の塗装がとてもきれいに仕上がっています。当社でよく使う自然塗料リボス(写真中央)を塗っていますが、リボスを塗り前に顔料の入った水性ステイン(写真左)を下塗りすることで、しっかりと色付けしたところが大川邸流です。これも参考になりますね。写真右は最後に刷り込むリボスのワックス